「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」心が温かくなる予告 「Rotten Tomatoes」100%の高評価

2022年11月10日 16:00


ギレルモ・デル・トロ監督「この夢のプロジェクトを何年も追い求めてきた」
ギレルモ・デル・トロ監督「この夢のプロジェクトを何年も追い求めてきた」

鬼才ギレルモ・デル・トロが監督・脚本・製作を務めたストップモーション長編アニメ「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」の本予告編(http://youtu.be/ZZOTxCSiT_U)がお披露目。「命はすばらしい贈り物だ」という優しさに満ちた温かいメッセージを感じられる、エモーショナルな仕上がりとなった。

デル・トロ監督(「シェイプ・オブ・ウォーター」「ナイトメア・アリー」)が2011年から取り組んできた本作。おもちゃ職人のゼペットじいさんが作った操り人形のピノッキオに、愛の力で命が宿る、世界で愛される児童文学に、デル・トロ監督が新たな命を吹き込む。

本予告編は、セバスチャン・J・クリケットの「君に伝えたい。知っているようで知らない物語だ」という言葉で始まり、誰もが知る物語に、デル・トロ監督が新たなエッセンスを加えたことを示唆する。人々に気味悪がられ、「ただの人形だ」と心無い言葉をかけられても、めげずに「違う! 僕は少年だ!」と叫ぶピノッキオ。しかし、そんな期待を裏切るように、事実と異なることを言った彼の鼻は伸び、現実を突きつけられる。

やがてピノッキオは、愛するゼペットじいさんと幸せに暮らすため、そして二度と息子を失う悲しみを与えないため、人間になることを決意する。映像には、「時に人は知らないものを恐れる」「お前は永遠の命を持つが、お前の愛する人は違う。いつまで一緒にいられるか分からない」「命はすばらしい贈り物だ」など、忘れがたい言葉が満載。ピノッキオが居場所を求めて繰り広げる冒険が、デル・トロ監督らしいダークで幻想的なシークエンスとともに、切り取られている。

デル・トロ監督は、「この夢のプロジェクトを何年も追い求めてきたんです。私たちは長い時間をかけて、静かに、慎重に、一歩一歩、歩みを進めてきました。一歩も譲らずに、このプロジェクトを進めてきたのです」と、思い入れの強さを垣間見せる。「私たちは皆、アニメーションを愛し、情熱を持って実践しています。この古典的な物語をまったく新しい方法で再現するには、ストップモーションアニメーションは理想的な手法です」と語った。

新人のグレゴリー・マンがピノッキオ役、ユアン・マクレガーがクリケット役、デビッド・ブラッドリーがゼペット役を担い、そのほかティルダ・スウィントンクリストフ・ワルツフィン・ウルフハードケイト・ブランシェットロン・パールマンら、豪華ボイスキャストが集結。米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」の批評家スコアは100%(11月9日時点)を記録し、海外メディアからは「アニメーションというジャンルを新しいステージへ押し上げ、作品に命を吹き込んでいる」(IndieWire)と絶賛が寄せられた。

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」は、12月9日にNetflixで配信開始。

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