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ロシアへの出稼ぎで記憶を失った男が20年ぶりに帰郷 アクタン・アリム・クバト監督「実際にあったストーリーなんです」

2022年10月28日 14:00

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アクタン・アリム・クバト監督
アクタン・アリム・クバト監督

第35回東京国際映画祭コンペティション部門の出品作となるキルギス・日本・オランダ・フランスの合作映画「This Is What I Remember(英題)」が10月27日に東京・丸の内TOEIで上映され、主演も務めたアクタン・アリム・クバト監督が観客からの質問に答えた。

あの娘と自転車に乗って」「馬を放つ」などキルギスを代表する映画監督として知られるクバト監督の最新作となる本作は、記憶を失った男が20年ぶりに帰郷することで、周囲に波紋を巻き起こすさまを描き出したドラマ。映画上映後、万雷の拍手の中、ステージに立ったクバト監督は「まずは映画祭の方々に、この映画を観ていただく機会を与えてくださって感謝します。今日はワールドプレミアで、(観客の前で)初めて上映されます。そして(映画会社ビターズ・エンド代表の)定井勇二さんにも心から感謝したいと思います。配給・製作ですべての映画に参加していただいてくださって感謝しております」と感謝の思いを述べた。

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クバト監督自らが演じる主人公ザールクは、ロシアに出稼ぎに出た時に記憶を失っていたが、息子のクバトがその消息を突き止め、20年ぶりに故郷のキルギスの村に帰ってくることになる。だが20年という歳月はあまりにも長く、妻のウムスナイは別の男と結婚していたが、それでもザールクの記憶は戻らずに……という物語が展開される。

この物語について「これは実際にあったストーリーなんです」と明かしたクバト監督は、「インターネットでこの物語を読んで、2、3年ほどたってから、それを元にして映画を作ったんです。キルギスタンの人がロシアに出稼ぎに行って、事故にあって記憶をなくしたという話は実際の話なんですが、その周辺の人物たちの話は空想などもあります」とその経緯を説明。「モデルになった人物は記憶を取り戻した?」という質問には、「それはお客さまに聞いてみたい質問ですね。どう思いましたか?」と笑顔を見せた。

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1999年に公開されたクバト監督のデビュー作「あの娘と自転車に乗って」を鑑賞したという観客からは、「あの映画の後日談というか、続編という解釈をしたのですが、いかがですか?」という質問が。それに対して「『あの娘と自転車に乗って』の続編だと捉えてくださってありがとうございます」と返答したクバト監督は、「この映画は今までの集大成ともいうべき作品で、今までの作品のすべての要素を集めました。前の作品とロケーションも同じですし、出ている俳優も共通する人がいます。そして今回の映画でも、主人公ザールクの息子を演じたのは、わたしの実際の息子なんですよ」と明かした。

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さらに観客からは、「息子のクバトが着ていたTシャツに7番という背番号があったが、そこに込めた意味はありますか?」という質問も。「これには、キルギス語にはこういうことわざがあります。七人の人はみな聖人という言葉です。つまり主人公の息子は、自分の父と同じ価値がある、ということが言いたかったんです。そしてそれとは別に、彼はサッカーをやっているので。好きなサッカー選手の背番号が7番だったのかもしれないですね」と笑いながら付け加えた。

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