「第2回サステナブル未来映画祭」配信9作品の見どころポイント(2)
2022年10月6日 18:00

「第2回サステナブル未来映画祭」が9月22日から10月10日までの19日間、オンライン配信プラットフォーム「シネマ映画.com」で開催されている。配信9作品をピックアップし、映画.comの駒井尚文編集長に加え、編集部&スタッフがそれぞれの視点から配信作品の見どころやポイントなどを紹介する。(全3回)
「サステナブル未来映画祭」は、“「映画」を通して、世界を知る。そして未来を想い、行動するとき。”と掲げ、持続可能な地球環境と子どもたちの豊かな未来のために、環境問題や社会課題をテーマにした新たな映画祭。第1回が今年1月28日から2月10日まで開催され、大きな反響を呼び、好評を得ました。
第2回は、オスカー3部門ノミネートの快挙を成し遂げた「FLEE フリー」をはじめ、本映画祭先行独占配信のドキュメンタリー「ベルベット・クイーン ユキヒョウを探して」ほか、日本における難民申請の課題や、途上国を舞台に成長し続ける貧困産業、ファッション産業やシーフード産業が抱える問題などをテーマにした作品を配信中。
大学の机の上で考えていてもわからない。ということでアメリカの若者4人が、中米グアテマラの田舎の貧困地域に行って、実際に1日1ドルで生活し、貧困から抜け出す方法を探ろうという試みの記録です。はじめは裕福なアメリカ人の学生生活の思い出作りではないかと、ちょっと疑って見てしまいますが、彼らはいたって真剣。節約するだけでなく、現地の人々と交流しながら、現金を生み出すためのビジネスアイデアも実践したりします。でも、寝泊まりする家での生活は予想以上に厳しく、ダニに刺されたり、空腹や腹痛に苦しみ、時に仲たがいしながら、貧困の現実にぶち当たります。そんな時、現地で比較的自立している家族の家に招かれ、彼らの視野は広がります。貧困から抜け出す効果的な方法のヒントみたいなものは見えてきますが、それよりも彼らの試みにより、貧困生活の現実を追体験できるような作品です。本映画祭で配信の他の作品で記録されている問題ともつながっていることがわかるでしょう。

秋の味覚サンマは手軽でおいしい魚でしたが、昨今は値上がりが激しくなかなか手を出せないと嘆いていました。ただ安くなればいいと願っていた私に右ストレートを放つ本作。

環境に配慮しているというイメージ戦略と、利益追求を両立するため、実に曖昧な基準で、商品に耳触りの良い言葉を並べる企業。そして、情報や選択肢の多さに惑わされ、嘘を鵜のみにし、商品を購入する消費者。まさに、環境問題に対して、日常レベルでできることをしようとした消費者の行動を、企業が利用しているのです。

続きは10月7日配信予定。なお、シネマ映画.comは作品ごとにチケットの購入が可能で、PCやスマートフォンで鑑賞できる。作品を視聴するには「シネマ映画.com」の会員登録が必要。
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