パンツ一枚で虎とタイマン! 「バーフバリ」監督最新作「RRR」の主人公ビームって何者?
2022年9月25日 08:00

世界的大ヒットインド映画「バーフバリ」シリーズを生み出したS・S・ラージャマウリ監督の最新作「RRR」(読み方:アールアールアール)。10月21日に公開を控えるなか、魅力あふれる主人公ビームについて紹介する。
本作の舞台は、1920年、英国植民地時代のインド。英国軍に捕らわれた村の少女を救い出す使命を背負った“野性を秘めた男”ビーム(N・T・ラーマ・ラオ・Jr./通称NTR.Jr)と、英国の警察官で“内なる怒りを燃やす男”ラーマ(ラーム・チャラン)。敵対する立場の2人は互いの素性を知らぬまま唯一無二の親友となっていく。
初登場シーンから強烈なビームは、獣の血を被り、その匂いに引き寄せられた猛獣たちと“ワイルド鬼ごっこ”を開始する。獰猛な狼に加え、体重700キロは超えるであろう巨大な虎も参戦し、鬼ごっこはさらにデッドヒート。パンツ一枚で挑む猛獣たちとの戦いは、村の娘を奪還するためのトレーニングなのか、それとも特有の儀式なのか。

その後、虎の命を奪った後にビームが放つ「許せ。兄弟よ。義務を果たすために命を奪った」という言葉からは、ワイルドな見た目とは相反する命を敬うピュアな心と繊細さを伺わせる。
ビームというキャラクターは、実際、インドの独立運動の英雄として今も人々の尊敬を集める実在の人物コムラム・ビームをモデルにしているそう。演じているNTR.Jrは、本作でラージャマウリ監督と4度目のタッグとなったテルグ語映画界のトップスターだ。
NTR.Jrはビームについて「彼は虎よりも強く、森を支配する王のようですが、村の娘を助けるためにデリーの都会人と一緒に暮らし始めると、自分が無防備になることに気づき、人を信じること、人間や社会のあり方を学び、胸が張り裂けるような出来事も。そこに彼の人間らしさを感じ、キャラクターを構築していきました」とコメントしている。
「RRR」は、10月21日から全国公開。
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