変身願望を抱く女性の数奇な旅路「MISS OSAKA」10月21日劇場公開 森山未來、阿部純子、南果歩らが出演
2022年9月22日 15:00

第17回大阪アジアン映画祭のクロージング作品として上映された、デンマーク、ノルウェー、日本の3カ国による国際プロジェクト作品「MISS OSAKA(原題)」が、「MISS OSAKA ミス・オオサカ」の邦題で、10月21日から劇場公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアル、予告編も披露された。
神秘的なノルウェーの原野から、喧噪に満ちた大阪へ。変身願望を抱く女性のミステリアスで数奇な旅路を描き出す。主演を務めたのは、2020年のベルリン国際映画祭でシューティング・スター賞を受賞したビクトリア・カルメン・ソンネ。現実と夢の狭間をたゆたうような主人公イネスの心の移ろいを繊細なニュアンスで体現し、デンマークのアカデミー賞と呼ばれるロバート賞で主演女優賞にノミネートされている。
24歳のイネスは、これといった生きる目的も未来への展望もなく、毎日が憂鬱でしょうがないデンマーク人女性。そんなイネスが恋人ルーカスの出張に同行して訪れたノルウェーで、マリアという日仏ハーフの美しい女性とめぐり合う。ふたりの容姿はとても似ていたが、大阪からやってきたマリアはどこか謎めいていて、イネスにはない自信に満ちあふれていた。たちまちマリアに心酔したイネスは、雄大な自然のまっただ中で夢のような時間を過ごすが、不慮の事故でマリアが息を引き取ってしまう。ずっと「別の誰かになりたい」と願っていたイネスは、マリアの航空券とパスポートを携えて大阪へ旅立つ。そしてマリアの勤め先のナイトクラブ“MISS OSAKA”に雇われ、未知なる刺激的な人生を踏み出すことになった。
ナイトクラブ“MISS OSAKA”を舞台にした愛と疑惑のドラマには、実力派の日本人キャストが集結。イネスに心奪われていく日本人男性シゲルを森山未來。“MISS OSAKA”を取り仕切るママさん役に南果歩、イネスの素性に不審を抱く人気ホステスのアヤノ役を阿部純子が演じている。
監督を務めたのは、作家としても活躍するデンマークの俊英ダニエル・デンシック。かつて来日した際に大阪の街に魅了されたことをきっかけに、本作を構想している。大阪ミナミなんばの老舗グランドキャバレー“ミス大阪”で撮影を実施し、岸和田競輪場、カプセルホテルのほか、高架下、墓地、路地などの観光名所とは異なるロケーションをカメラに収めてみせた。
「MISS OSAKA ミス・オオサカ」は、10月21日からアップリンク吉祥寺ほかで公開。
(C)Haslund Dencik Entertainment
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