「銀河英雄伝説」刊行40周年記念 「わが征くは星の大海」「新たなる戦いの序曲」4Kリマスター版を劇場上映
2022年9月20日 08:00
SF大河小説「銀河英雄伝説」の刊行40周年を記念し、1988年公開の「銀河英雄伝説 わが征くは星の大海」と、1993年に公開された「銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲（オーヴァチュア）」の劇場アニメ2作品が、4Kリマスター版で劇場上映されることが決定した。両作品のポスタービジュアルも公開されている。
「銀河英雄伝説 わが征くは星の大海 4K リマスター」は12月30日から、「銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲（オーヴァチュア） 4K リマスター」は2023年1月13日から、それぞれ2週間限定で上映される。どちらも35ミリの原盤フィルムをスキャニングして高画質化が施されており、音響も5.1ch サラウンドにアップデートされている。
田中芳樹氏による「銀河英雄伝説」は、累計発行部数1500万部を超えるスペース・オペラ作品。銀河帝国軍を率いるラインハルト・フォン・ローエングラムと、自由惑星同盟軍の智将ヤン・ウェンリー、2人の英雄の対決を軸に、銀河の興亡を描く。88年公開の「わが征くは星の大海」は、OVA全162話、劇場版全3作品に及ぶ壮大なアニメシリーズの幕開けとなった。「超時空要塞マクロス」の石黒昇が監督を務めた同シリーズには、ラインルト役の堀川りょう、ヤン役の故・富山敬さんをはじめとする名だたる声優陣が出演。総勢約610人ものキャラクターを、ひとり1役で演じたことでも知られる。2018年からは、キャストなどを一新したリブート版「銀河英雄伝説 Die Neue These」も展開されている。
ポスタービジュアルは「わが征くは星の大海」がラインハルト、「新たなる戦いの序曲（オーヴァチュア）」がヤンを描いたもので、対照的なデザインとなっている。
(C)田中芳樹・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ・らいとすたっふ・サントリー (C)加藤直之以下に原作者、出演声優陣からの40周年祝賀コメントを掲載する。
原作者は老化の一途をたどっていますが、作品は脱皮して若さを保ちつづけているようです。すべてファン、キャスト、スタッフの皆様のおかげです。心から御礼を申しあげます。本当にありがとうございます。
40周年、誠におめでとうございます。私が初めてこの作品に出会ったのは 1986年のオーディションでした。非常に格調高雅な作品だなと思いました。ラインハルトを演じられたことは、役者人生の中で金字塔と言えるでしょう。出会えたことに感謝しております。
CSの特番で田中先生と御一緒させていただいた際、思い切って聞いてみた。「アンネローゼはジークをどう想っていたのですか？」すると「女心は原作者にもわからないが、最大限の信頼というのかなぁ」
「封印された愛」ですね……銀河の歴史が……祝40年！
40周年おめでとうございます。「銀河英雄伝説」が刊行して40年ですか、凄いです。今となってはこの世に銀英伝が無いことなど想像できません。本当にたくさんの方に夢や希望、生き方まで影響を与え続けているんだと思います。
そして、これからもずっと……。銀英伝があることに感謝です。
発行40年周年おめでとうございます。アニメ作品に参加させていただいた当初より、たくさんの方々に支えて頂きお世話になりました。長きにわたり作品を通し、アンネローゼの真の優しさと包容力に触れ、自分自身も成長できたように思います。銀河英雄伝説に心からの感謝を！
壮大な歴史ドラマの中で地に足をつけ力強く生きる女性ジェシカ・エドワード。それまで少女役の多かった私は等身大の自分をぶつけてみようとドキドキしながらマイクに向かったことを覚えています。怖かったし難しかったしうれしかった。40周年、心よりお祝い申し上げます。
「銀河英雄伝説」原作小説刊行40周年、誠におめでとうございます。思えば、遥か昔OVAシリーズでロイエンタール役に抜てきしていただき声優としての将来が拓（ひら）けた、私にとってかけがえのない作品であり、思い出深い貴重な経験をさせていただきました。感謝です。
「銀河英雄伝説」刊行40周年おめでとうございます。この先50周年、60周年と語り継がれていく作品だと思います。この作品にめぐり合い、関われたことをうれしく思います。田中芳樹先生、おめでとうございます！
「銀河英雄伝説」物語誕生40周年まことにおめでとうございます。石黒昇総監督のもと、アニメに関わらせていただいた一員として、銀河の歴史に本年がさらなる1ページを加えることをうれしく誇らしく思います。
私の記憶では、徳間が設立され所謂コミックの世界にそしてアニメの世界に、嵐の様に旋風を巻き起こしながら業界をリードしていくさまを、声優の世界から眺めていました。もう40年を過ぎたのか！ 「40 周年益々のご発展を!」
「銀河英雄伝説」刊行40周年おめでとうございます。「銀英伝」ファンの方々が今は立派な大人になられても、最近のことのように思い出を語っている。うれしくもあり、改めて、すごい作品だと思う。
「銀河英雄伝説」原作小説刊行40周年おめでとうございます。原作の刊行のみならず、長期にわたり多様なコンテンツがリリースされ続け、多くのファンの皆さんから常に高い支持を得てきたこと自体、正に偉業！ です。
「銀河英雄伝説」原作刊行40周年おめでとうございます。この番組は壮大なスケールと超豪華な声優陣に驚かされました。私が担当したビッテンフェルトという人物、単細胞でイケイケ男ですが、戦闘においてはこのような男が必要不可欠！ 演じる方は疲れる役でした。ビッテンフェルト家には家訓がある。「熱烈なファンは大きな声で、そうでもない人を誘う時はもっと大きな声で、劇場へ行こう」ってね！
「銀河英雄伝説」刊行40周年おめでとうございます。当時におけるアニメ化に際し、一声優として参加させていただいたことを感謝申し上げますと共に、さらなる伝説を期待しています。
刊行40周年、おめでとうございます。壮大な宇宙における、密度の濃い人間ドラマに、心を全部持って行かれたのを、昨日のことのように覚えています。これからもたくさんの読者が釘付けになり、放心するのでしょうね。
「銀河英雄伝説」は個性的な登場人物、緻密に練られた戦略、先の読めないストーリー展開など、魅力的なSF作品として長年にわたり、たくさんのファンに愛されてきたのだと思います。40周年おめでとうございます。
「はい。あの謀略も、その陰謀も、全て私の仕業。ふふ、政治と宗教の切っても切れぬ闇――さすが先見の明。『銀河英雄伝説』、幾星霜経ても色褪せぬ名作。実に実に素晴らしい！ 一言お祝いを。ふふ、ド・ヴィリエ」
「銀河英雄伝説」刊行40周年おめでとうございます。長きに渡り愛され続ける作品に参加できたこと、うれしく思います。さらに世代を越えてたくさんの人に愛され続ける色褪せない作品の魅力。あげればキリがないほど魅力溢れる作品です。40周年を迎え益々盛り上がる銀英伝。皆さまどうぞお楽しみください。
刊行40周年おめでとうございます！ 今でも小生の小さなカウンターバーで銀英伝が常連さんと熱く語られています。アニメ作品で「金髪の小僧！」と言ったシーンが印象深いと言われ、収録当時が今でも思い出されます。
刊行40周年おめでとうございます。ミュラー役の水島裕さんは、私が生まれて初めて参加した吹き替え作品で、主役を演じられておりました。当時の私は駆け出しで、水島裕さんとご一緒できたことを大変心強く感じたのを覚えてます。これからも末永く、この作品がファンに愛され、語り継がれ続けていきますように。
原作小説刊行40周年おめでとうございます。あまりにも壮大なストーリー、まだまだ語られていない、語らなければならないお話の構想がたくさんあると思います。先は長いですね。さらなる進展を期待しております。
刊行40周年、おめでとうございます。「銀河英雄伝説」は、僕にとっても記念的な作品です。尊敬する富山敬さんの後を引き継ぐ形で、ヤン・ウェンリーを演じさせていただき、ある意味、人生のターニングポイントにもなりました。
この作品に参加できたことを光栄に思っております。今後のご発展をお祈りしております。
銀河英雄伝説はいつの時代にも通用する普遍的な物語です。たくさんの人物が登場しますが、それぞれの才能や弱さ、置かれている立場などが色濃く描かれています。誰が観ても「これは自分かな」と思わされるキャラクターがいるはずです。今の時代は“親ガチャ”なんて言ったりもしますが、人は定まったところでしか生きていけないのか、とも思わされます。自分の立ち位置を見て、真摯に生きなさいということを教えてくれる、素晴らしい原作です。
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