「ゴジラvsコング」「DUNE」製作会社、ソニー・ピクチャーズと提携か
2022年9月15日 13:00
「ゴジラvsコング」などの「モンスターバース」シリーズや「DUNE デューン 砂の惑星」などの大作映画を手がけるレジェンダリー・エンタテインメントが、これまで共同製作・出資をしてきたワーナーと袂を分かつ準備をしていると、米Deadlineが報じている。
2000年に設立されたレジェンダリー・エンタテインメントは、05年にワーナー・ブラザースと7年間で最大40本の映画作品を共同で製作・出資する契約を結んだ。クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」シリーズや「ハングオーバー」シリーズなどのヒットを生み出している。
14年からは、ユニバーサル・ピクチャーズと5年契約を締結。だが、「スカイスクレイパー」「クリムゾン・ピーク」といった大作が興行面で失敗したのをきっかけに、19年に再びワーナーと配給契約を結んでいる。
だが、コロナ禍でワーナー・ブラザースの親会社ワーナーメディアは、「ゴジラvsコング」や「DUNE デューン 砂の惑星」といったレジェンダリー作品を、劇場公開と同時にHBO Maxで配信したため、両社のあいだに軋轢が生まれていた。
現在、ワーナーとの配給契約が満了したため、レジェンダリーはソニー・ピクチャーズ、パラマウント・ピクチャーズと提携の可能性を模索しており、ソニーが有力だという。ワーナーと再契約する可能性は残されているものの、親会社ワーナー・ブラザース・ディスカバリーがコストカットを積極的に行っているため難しそうだ。