田中大貴監督「PARALLEL」本編映像一部公開、応援コメント第2弾も到着
2022年9月3日 10:00
田中大貴監督の長編デビュー作「PARALLEL」は、9月16日から10月6日までテアトル新宿で開催される「田辺・弁慶映画祭セレクション2022」内で、25日から29日に劇場公開されるが、公開に向けて本編映像の一部を公開した。
作品は、田中監督が製作・脚本・撮影・照明・編集・特殊造形・VFXを兼任し、“傷を抱えた少女”と“アニメの世界に行きたい殺人鬼”の恋愛模様を描く、異色のスプラッター×ラブストーリー。本作が長編映画初主演となる楢葉ももな、田中監督の前作「FILAMENT」に続いて出演の芳村宗治郎に加え、菅沢こゆき、十代修介、ひと:みちゃん、ふじおあつや、ミネオショウらが出演。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021でグランプリを受賞し、インディーズ映画の登竜門である第15回田辺・弁慶映画祭で映画.com賞を受賞した。
公開された本編映像では、ネオンに彩られた異様な雰囲気の中、劇中オリジナルアニメ「人造魔法少女カイニ」のオープニングにあわせて踊るコスプレ殺人鬼の姿をお披露目。アニメ作りのプロセスを踏むことにこだわり、田中監督自ら監督した完全オリジナルアニメで、原画から動画、着彩、撮影まで、自主制作で一から生み出したもの。
また、現在公開中の映画「激怒」の高橋ヨシキ監督、アニメ評論家の藤津亮太氏、映画評論家の松崎健夫氏、オカルト研究科の山口敏太郎氏、作家でUMA研究家の中沢健氏というバラエティに富んだ各界の著名人5名から応援コメントの第2弾も到着した。
なお、映像・音ともに最高の品質に仕上げた上で鑑賞してもらいたいというスタッフ・キャストの願いから、クラウドファンディングで支援を9月5日まで募っている。(https://motion-gallery.net/projects/parallel_mov)
▼高橋ヨシキ監督
この映画には「いま、ここ」のギリギリが写し取られている。自分たちが暮らす「いま、ここ」の現実はそこまで殺人的で窒息的だ。だからアニメの世界へと越境を試みることは自然の成り行きと言える。(一部抜粋)
純粋さと暴力。人生の意味と無意味。仮面と素顔。アニメと現実。相反して見えるものがひとつに絡み合った暗い濁流が観客を押し流す!
“善”と“悪”とは、各々が衝突し、混合され、曖昧な均衡を保ちながらグラデーションを構成することで、“灰色”な存在となる。視点が変われば、“善”は“悪”となり、“悪”もまた“善”と成り得るからだ。だが、“正義”はどうだろう。悪しき存在にとっての“正義”であっても、“正義”は“正義”なのだ。斬様な現代社会を象徴するが如き、おぼろげで不確かな公明正大の在処がこの映画にはある。
現代人は、ほぼ全員ペルソナ(仮面)を被っている。そしてペルソナ同士で仮そめの交流を図る。言ってみれば、現代社会は、壮大なる仮面舞踏会であるのだ。(一部抜粋)
この映画はスプラッター物であり、恋愛物である。だけど、それ以上に「変身物」の傑作として語り継いでいきたい。
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