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小雪、12年ぶり主演映画「桜色の風が咲く」11月4日公開 盲ろうの東大教授の半生を描く

2022年9月1日 16:00

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東大の福島智教授の生い立ちを描く
東大の福島智教授の生い立ちを描く
(C)THRONE / KARAVAN Pictures

小雪が、映画「桜色の風が咲く」で12年ぶりに主演を務めることがわかった。世界で初めて盲ろう者の大学教授となり、現在は東京大学の教授として教鞭をとる福島智氏の半生を描く。ポスタービジュアルと、キャストと製作陣のコメントが披露された。

9歳で失明、18歳で聴力を失いながらも大学へ進学し、現在は東京大学先端科学技術研究センターバリアフリー分野教授を務める福島氏。映画は福島氏と母親の実話にもとづき、幼少期から大学受験までを描く。母・玲子氏は、盲ろう者の息子との日常から“指点字”を考案。リアルタイムで言葉を伝える新たなコミュニケーションの手段、“指点字”の知られざる誕生物語が紡がれる。

画像2(C)THRONE / KARAVAN Pictures

教師の夫と3人の息子とともに関西の町で暮らす令子。末っ子の智は幼少時に視力を失いながらも、家族の愛に包まれて天真爛漫に育つ。東京の盲学校で高校生活を謳歌する智だったが、18歳のときに聴力も失う。暗闇と無音の宇宙空間に放り出されたような孤独にある息子に立ち上がるきっかけを与えたのは、令子が彼との日常から見出した“指点字”という新たなコミュニケーションの手段だった。

画像3(C)THRONE / KARAVAN Pictures

3人の子どもを育てながら女優として活躍する小雪は、脚本を読んで「圧倒的な親子のエネルギーの詰まった魂に衝撃を覚え」、出演を熱望。凛として強く、大らかな母・令子を演じる。小雪は、「障がい者というと、人は憐れみや同情を思い浮かべるかと思われがちですが、希望そのものだと私は感じています」と語り、「世の中が不安定な中、この作品が皆様にとって光の道筋となるような、ご覧になった方々の明日を生きる活力のエッセンスになりますように」とコメントを寄せた。

画像4(C)THRONE / KARAVAN Pictures

青年期の智役は「朝が来る」の田中偉登が務め、楽天的な姿と内面の深さを体現。田中は「撮影が始まるまでの数ヶ月、福島さんのもとに何度も通い、点字の打ち方や白杖を持っての歩き方を教えてもらいながら目が見えなくなった時、耳が聞こえなくなった時などの話をたくさん伺いました」と明かす。「僕には想像できないほどの苦労や痛みを伴う過去でも笑顔で話す姿がとても印象的」と話し、「『笑顔』で前を向き進んでいけば道は開けると僕が福島さんから学び感じた事がスクリーンを通して皆さんに伝わると嬉しいです」と熱い思いを語った。

メガホンをとったのは、「最後の命」「パーフェクト・レボリューション」の松本准平監督。コロナ禍だからこそ、触れ合うというコミュニケーションの原点の大切さを伝える温かな人間賛歌に作り上げた。夫・正美役は吉沢悠が演じるほか、リリー・フランキー朝倉あきらが共演する。

桜色の風が咲く」は、11月4日よりシネスイッチ銀座、ユーロスペース他にて全国順次公開。小雪、田中、松本監督、プロデューサーの結城崇史氏のコメント全文は以下の通り。


小雪

初めて台本を読ませて頂いた時の、圧倒的な親子のエネルギーの詰まった魂に衝撃を覚えたことを今でも覚えています。

福島先生のたおやかさの中に芯のある強さを感じ、それを支えるお母様のご苦労も想像を超えるものだったかとお察ししました。

障がい者というと、人は憐れみや同情を思い浮かべるかと思われがちですが、希望そのものだと私は感じています。

世の中が不安定な中、この作品が皆様にとって光の道筋となるような、ご覧になった方々の明日を生きる活力のエッセンスになりますように。

この作品に携わり、そして無事にお届けできる事が出来て幸せに思っています。

最後に、制作チームはじめ作品に力を注ぎ公開に向けて携わってくださった全ての方々に感謝致します。

福島さんの人生を映画の中で生きるという緊張と責任、何一つ濁すことなく伝えたいという熱を持って常に監督と話し合いながら撮影に臨みました。

僕が智として生きる上で一番大事にしていたのは福島さんの「笑顔」です。

撮影が始まるまでの数ヶ月、福島さんのもとに何度も通い、点字の打ち方や白杖を持っての歩き方を教えてもらいながら目が見えなくなった時、耳が聞こえなくなった時などの話をたくさん伺いました。

僕には想像できないほどの苦労や痛みを伴う過去でも笑顔で話す姿がとても印象的でした。そして、どんな状況でも諦めず自分が出来る事を見つけ、今では同じ境遇にある人たちの道しるべになる福島さんの強さと優しさをいかに表現できるかはこの「笑顔」にかかっていると思って演じました。

お母ちゃん役の小雪さんには幾度となく助けていただきました。何も見えない世界で、唯一の頼りのお母ちゃんの腕から離れると取り残されたような感覚に陥り恐怖に押しつぶされそうになりました。つかまっているお母ちゃんの腕の安心感は僕にとって光でした。芝居を重ねていく中で自然と生まれたお母ちゃんと智の信頼関係は本物に近いものだと感じています。

どうしようもなく心が折れそうな時、踏ん張る力をくれる映画です。

「笑顔」で前を向き進んでいけば道は開けると僕が福島さんから学び感じた事がスクリーンを通して皆さんに伝わると嬉しいです。

松本准平監督】

福島智さんと出逢い、魅了されて、その思索と半生、そしてお母様・令子さんのことを知り、この親子の物語を映画にしたいと思いました。

自分の小さな苦しみを、智に重ねながら始めた作品でしたが、いつの間にか、母の愛の圧倒的な力強さに飲み込まれていきました。

令子さんを演じる小雪さんに、カメラの横で何度涙したことかわかりません。そして、それでも前に進み続ける智の姿に何度勇気づけられたことか。

障害を描くことは、僕にとって、生命や人生の秘密に触れようとすることです。

この映画を、素晴らしいキャスト・スタッフと共に作り上げることができたこと、とても幸せです。

僕自身が、この映画に変えられた一人です。多くの方々の心に、届いてくれると嬉しいです。

【製作総指揮・プロデューサー:結城崇史氏】

およそ80億人もの人が生きるこの地球で、監督、スタッフ・キャストの皆さん、福島先生と出会えたのは、僕にとって奇跡以外の何モノでもない。

共に汗を流し、悩み苦しみ、また、笑い、涙した仲間たち、そして僕を信じ支えてくれた家族・友人、関係者に心からのありがとうを送ります。

この映画を通して人が人として生きる意味を、今一度見つめ直し、生きていることの喜びと感謝を感じていただければ、これ以上の喜びはありません。

この映画が多くの人の生きる力になりますように祈りを込めて。

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