「マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説」ファッションに革命を起こしたデザイナーの才能を垣間見せる予告編
2022年8月23日 13:00
ザ・ビートルズやツイッギーらと並んで1960年代スウィンギング・ロンドンのムーブメントを牽引した伝説のデザイナー、マリー・クワントに迫ったドキュメンタリー「マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説」の予告編が公開された。
1955年、戦争の爪痕と階級差別が残るロンドンで、若者たちは自由を求めていた。それまでの優雅で女性らしいファッションに窮屈さを感じていたマリー・クワントは、夫アレキサンダー・プランケット・グリーンらとともに、自分が着たい服をクリエイトした小さなブティック「BAZAAR」をチェルシーのキングス・ロードにオープンする。
彼女がデザインした服は開店直後から奪い合いとなり、60年代初頭にはミニスカートが世界中で大ブームに。ファッションに革命を起こしたマリー・クワントの知られざる素顔とデザインの秘密を、当時の熱狂を知る人々へのインタビューやアーカイブ映像を通してひも解いていく。
このほど公開された予告編は、1960年代に世界中の若者を熱狂させたカルチャー・ムーブメント「スウィンギング・ロンドン」の中心にいたマリー・クワントの伝説の幕開けを映し出す。「今を生きる若者のために服をデザインしたい」と語り、チェルシーに小さなお店をオープンし、伝統を重んじるイギリスでミニスカートを流行させ、ファッションに革命をもたらしたその功績を紹介。そして、その成功の裏側にあった、彼女を生涯に渡り支え続け、二人三脚で事業を推し進めた夫、アレキサンダー・プランケット・グリーンの存在にもスポットを当てる。
11月26日から、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開。映画公開と同日に、Bunkamuraザ・ミュージアムで「マリー・クワント展」も開催される。