草なぎ剛「生きてるだけで大冒険」 過去2度夫婦役の尾野真千子との再共演にも意欲
2022年8月19日 19:01

1986年の長崎を舞台に、少年ふたりが繰り広げる冒険と別れを瑞々しく描いた「サバカン SABAKAN」が8月19日、全国159スクリーンで封切り。東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで初日舞台挨拶が行われ、主人公の少年を演じた番家一路と原田琥之佑、共演する尾野真千子、竹原ピストル、一路の弟・番家天嵩、草なぎ剛、本作が映画初監督となる金沢知樹が出席した。
夫婦ゲンカばかりだが、愛情深い両親(尾野、竹原)や弟と暮らしている小学5年生の孝明(番家一路)はある日、家が貧しく同級生から避けられている健次(原田)と、イルカを見るため海へ出かける。様々なトラブルに見舞われながら友情を育んでいくが、やがて別れを予感させる事件が起こる。金沢監督が共同脚本の萩森淳とともに、完全オリジナル脚本を担当。草なぎが成長した孝明を演じている。

初演技で映画主演デビューを飾った番家一路は「(抜てきされ)浮かれてビビッて緊張して。でも撮影はすっごく楽しかったです。映画もすっごく面白いので、ぜひ笑いながら見てください」と笑顔でアピール。共演した原田は「緑があって、青があって。長崎は色とりどりで、きれいな町でした」と金沢監督の故郷で、ロケ地となった長崎県の魅力を振り返っていた。

尾野は夫を演じる竹原との共演を「歌手のイメージが強いので、どんなお芝居をなさるのかドキドキ構えていたが、その必要はなかった」と回想。夫婦げんかのシーンでは、激しいぶつかり合いもあり、竹原は「いきなり濃ゆいお芝居で(笑)。自然と距離は縮まった」と話していた。

そんな和気あいあいの雰囲気に対し、現代パートに出演する草なぎは「みんなが仲良すぎて、つまらなかったです(笑)。現場に行っても、『後から来たでしょ』って感じで、僕のことなんて気にしない」とうらやむ場面も。特に尾野とは過去2度にわたり、夫婦役を演じており、竹原に嫉妬する素振りを見せながら「また、真千子ちゃんと共演したいね」と再共演に意欲を燃やした。映画が描く“夏の冒険”に話題が及ぶと、「ないない、何も!」とマイペースを貫く一方で、「生きてるだけで大冒険。毎日、夏休みですから」と名言を飛ばし、「新しい地図で、また映画を撮りたいです」と抱負を語った。
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