中島健人、「ラーゲリより愛を込めて」で尊敬する二宮和也と共演 「裏でも映画スター」と逸話を明かす
2022年8月17日 16:45

シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された実在の日本人捕虜の伝記映画「ラーゲリより愛を込めて」の完成報告会見が8月17日、都内で行われ、主人公・山本幡男を演じた二宮和也、妻・モジミ役の北川景子が出席。「過酷な日々ではありましたが、大切なものを教えてくれる映画に仕上がった」(二宮)、「どんな状況でも、人は懸命に生きることが大切なんだと。最後は愛情が人を突き動かす」(北川)と本作に込めたメッセージを語った。

会見では主人公とともに極限のラーゲリを生き抜く捕虜仲間を演じたキャスト陣が明らかとなり、出演する松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕が出席した。松坂は戦禍で友人を亡くしたトラウマから自身を「卑怯者」と思い悩む松田研三を演じ、「終戦後も終わらない戦争が11年続いていたことに衝撃を受けました。過酷な時代を生きた人たちの熱い思いを、映画という形にして届けたいと強く思っている」と真摯に語った。
また、最年少でムードメーカーの新谷健雄を演じる中島は、「心から尊敬している役者であり、先輩である二宮くんの大作の一部になれること、心から幸せに思っています」と二宮との共演に感無量の面持ち。「お芝居のワンカット、ワンカットに感銘を受けていた。印象に残るシーンですか? それがすべてなんですよね」と敬意を示すと、二宮は「ありがたいです。恥ずかしいですけど」と照れ笑いを浮かべていた。

中島は本作で「人生で初めて丸刈りにした」といい、「二宮さんは丸刈りの先輩なので、継承できてうれしい」とも。さらにふんどし姿も披露しており「かなり寒い現場でしたが、『おれは強いんだ』というところを見せたくて。二宮くんも(薄着の衣装で)とても寒そうだったが、スタジャンは着なかった。裏でも映画スターなんですよ」と逸話を明かすと、二宮は「素っ裸の人に『着てください』って言われても、着られない(笑)」と振り返っていた。

原作は作家・辺見じゅんのノンフィクション小説「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」。第2次世界大戦後の1945年、シベリアの強制収容所に抑留された日本人捕虜たちが過酷な状況下に置かれるなか、山本幡男は日本にいる妻や子どもたちのもとへ必ず帰れると信じ、周囲の人々を励まし続ける。山本の仲間思いの行動と力強い信念は、多くの捕虜たちの心に希望の火を灯していく。会見には出演者に加えて、瀬々敬久監督(「護られなかった者たちへ」「糸」)、平野隆プロデューサーが出席した
「ラーゲリより愛を込めて」は、12月9日に全国東宝系で公開。人気グループ「Mrs. GREEN APPLE」が主題歌「Soranji」を提供している。
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