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マット・ディロン、キャリア44年で栄誉功労賞 変わらぬ映画愛「映画館の大画面が恋しい」

2022年8月9日 13:00

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マット・ディロン
マット・ディロン
(C)Locarno Film Festival

ラース・フォン・トリアー監督作「ハウス・ジャック・ビルト」(2018)の連続殺人鬼役で世間を驚かせ、次回作にはウェス・アンダーソン監督の新作も待機している演技派マット・ディロンが、現在開催されている第75回ロカルノ国際映画祭で栄誉功労賞を授与された。

ディロンがロカルノを訪れたのは、ガス・バン・サントの「誘う女」が上映された1995年以来となる。また今回の受賞を記念し、ガス・バン・サントと初めて組んだ「ドラッグストア・カウボーイ」(89)、ディロンの初監督&主演作「シティ・オブ・ゴースト」(02)が上映された。

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野外シアター、ピアッツァ・グランデでの授賞式で壇上に立ったディロンは、「最初に受賞の知らせを聞いたときは、僕はこの賞にはまだ若すぎないかと思ったけれど(笑)、振り返ってみると、14歳で初めて映画に出演してから、それなりに長い時間を費やしてきたことに気付きました。そして今回自分にとって、とても大切な作品である『シティ・オブ・ゴースト』を35ミリのプリントで上映できることもとても嬉しいです。まだリタイアはしませんけれど(笑)、とても祝福された気持ちで、大変感謝しています」と語った。

また翌日に開催されたティーチインでは、フランシス・フォード・コッポラ(83年の「アウトサイダー」、同年の「ランブルフィッシュ」)やガス・バン・サント、トリアー監督との仕事から、7年を掛けて完成させた自身の監督作の経験など、ほぼ1時間にわたるトークを行った。

「自分の家族はショービジネスとはまったく関係がなかったけれど、14歳で演技を始めてからすぐにこの道に進みたいと思った。子どもながらもその頃から自分の興味はさまざまなキャラクターにあった。コッポラ監督は自分にとって父親のような存在で、仕事をしながら多くを学んだ。彼の作品にはつねに古典的な映画からの影響があると思う。

ガスは前作『マラノーチェ』(85)を観てとても気に入ったので、ぜひ仕事がしたいと思った。美しい映画だし、フレッシュな感覚に溢れていると。僕らは即興をたくさん取り入れて、自由な演技経験をすることができた」と語った。

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トリアー監督とのコラボレーションについては、「彼もまた、イノベイティブな偉大な監督。そして責任が強く、信頼関係を築くことができた。僕がこのキャラクターを理解できないと言うと彼は、『何かあったときは僕がすべて責任を負うから、僕を非難すればいい』と言うので、『そうします』と答えた(笑)」と、当初は殺人鬼を演じることに葛藤があったことをのぞかせた。

また最近は、AppleTVのシリーズ「ハイ・デザート」にも出演したが、「いま業界は変わりつつあり、テレビの世界でも刺激的なことは起こっている。でも自分はやはり映画館の大画面が恋しい。もし観客に好きな作品を挙げてもらうなら、きっと多くの人が映画館で観た作品を挙げると思う」と、映画愛を表明しながら映画を擁護した。(佐藤久理子)

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