再現度すごすぎ! 実写「東京リベンジャーズ」キャスト一覧 製作秘話、裏話も一挙紹介!
2023年4月12日 00:00
![キャスティング秘話、キャスト同士の胸熱エピソードもご紹介](https://eiga.k-img.com/images/buzz/97958/92f666f9b0c1bbb5/640.jpg)
2021年の実写劇映画で興行収入第1位(45億円)の大ヒットを記録した「東京リベンジャーズ」。続編となる2部作「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命」(4月21日)、「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦」(6月30日)も、間もなく公開を迎えます。そして4月15日午後9時~午後11時30分、フジテレビ系の「土曜プレミアム」で、第1作「東京リベンジャーズ」が放送されます。
「東京リベンジャーズ」の魅力といえば、信念を貫く、熱さと強さを兼ね備えたキャラクターたち。公開当時、キャラクターが憑依したかと思うほどの、原作に忠実なキャスト陣のビジュアル、その再現度の高さが話題になりました。
この記事では、主演の北村匠海さんをはじめ、山田裕貴さん、杉野遥亮さん、今田美桜さん、鈴木伸之さん、眞栄田郷敦さん、清水尋也さん、磯村勇斗さん、間宮祥太朗さん、吉沢亮さんらキャストと演じたキャラクターをご紹介。キャスト陣の作品にかける思い、岡田翔太プロデューサーによるキャスティング秘話、物語の背後にあった北村さん&磯村さん、山田さん&吉沢さんの胸熱エピソードなどを振り返っていきます。さらに、キャスト陣による前作大ヒットへのコメント、続編のあらすじ・新キャストなど、続編に向けて押さえておきたい情報も整理しているので、是非チェックしてみてください。
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・あらすじ
・キャラクター&キャスト情報
(キャストコメント、岡田プロデューサーのキャスティング秘話)
・北村さん&磯村さん、山田さん&吉沢さんの胸熱エピソード
・前作大ヒット分析
・続編のあらすじ
・続編の新キャスト
原作は、「週刊少年マガジン」で連載され、累計発行部数7000万部(23年3月時点)を超える和久井健氏の人気コミック(完結済、31巻)。“ヤンキー×タイムリープ”という斬新な設定が話題を呼び、テレビアニメ、舞台など、さまざまなメディアミックスで人気を集めています。映画版では、「映画 賭ケグルイ」シリーズ、「映画 おそ松さん」の英勉監督がメガホンをとりました。
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ダメフリーターの花垣武道(タケミチ)は、ヤンキーだった学生時代に付き合っていた人生唯一の彼女・橘日向(ヒナ)とその弟・直人(ナオト)が、警察すらも手を出せない関東最凶の組織「東京卍曾」(トーマン)に殺されたことをニュースで知る。その翌日、駅のホームで何者かに背中を押され線路に転落したタケミチは、10年前の学生時代にタイムスリップする。過去で、タケミチがナオトに「10年後、ヒナは殺される」と伝えたことにより、未来は変化。現代に戻ったタケミチは、死の運命から逃れ刑事になっていたナオトと出会い、「10年前に戻り、『東京卍曾』を潰せば姉を助けられる。力を貸してほしい」と依頼される。
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ヤンキーだった学生時代から一転、10年が経ち27歳となった現在は、どん底の生活を送るさえないフリーター。ヒナの死をきっかけに、彼女と仲間を守るため、負け続けてきた人生を変えるため、タイムリープを繰り返します。喧嘩は弱くても、「絶対に逃げない」という強いハートで相手に立ち向かい、仲間たちの心を動かしていきます。
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演じる北村さんは、オファー前から原作を愛読しており、「タケミチを演じるなら僕がやりたい!」という思いがあったそう。「タケミチは喧嘩ではなく気持ちだけで、人の心を動かす人なので、自分もそんな座長でいようと心がけました」。さらに、本作にかける並々ならぬ思いも語っていました。
「みんなが、この作品に何かを賭けてくれていることを随所で感じて。お互いがそれに応えるように芝居で刺激し合うような現場でした。同世代が一堂に会して、僕たちの先輩方と同じ道ではないとは思うけど、大きなバトンをこの作品で繋いでいけたらなという思いです。そして、また次世代にあの映画を越えようって思ってもらえるくらいの“どデカいもの”になったら良いなと」
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キャスティングを担当した岡田プロデューサーは、「原作ファンの自分から見ても、まずタケミチ、マイキー、ドラケンが完璧じゃないと、やらない方がいいと思うんですよ」と断言。北村さんのキャスティング理由について、「いかにもヤンキー映画の主演という感じの人に、この作品をやってほしくなかった。ヤンキーじゃないのに、ヤンキーの世界で戦うという話ですから。そういう役に、北村くんはぴったりだと思いました。本人はすごく熱いものを持っているし、幅広い顔を持っていますが、『君の膵臓をたべたい(2017)』の品行方正で純粋な少年というイメージもやはり強くて。そういう顔とは違う北村匠海がすごく見たいなと思いました」と、明かしています。
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タケミチがタイムリープを経て出会う、「東京卍曾」の総長。小柄で童顔ながら、最強の戦闘能力と絶対的なカリスマ性で、不良たちを束ねています。現代では「東京卍曾」の最重要人物として、警察にマークされています。
演じる吉沢さんは、本作への出演が発表された際に、「マイキーの純粋過ぎるが故の危うさと、時折見せる刺すような冷たい目」と、マイキーの得意技・ハイキックをしっかり再現したいと宣言。「友情や背負っているもの、原作のなかでも大切に描かれている人間としての魅力を丁寧に演じようと意識しました」と、内面の表現へのこだわりをのぞかせていました。
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岡田プロデューサーは、「吉沢くん以外に、この世界でマイキーを演じられる人、いないと思うんですよ。小柄な感じで、かわいい顔をしていて、最強。最初から『マイキーは吉沢くんしかいない、断られたらこの企画自体を止めよう』と思っていました」と、念願のキャスティングであったことを明かしています。
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マイキーと同じく、タケミチがタイムリープを経て出会う、「東京卍曾」の副総長。マイキーの幼なじみで、固い絆で結ばれています。マイキーのストッパーであり“良心”。何よりも友情を大切にする懐の深さで、仲間たちからも慕われています。
演じる山田さんは、ドラケンのトレードマークでもある金の辮髪、左のこめかみにある龍の刺青、ピアスなどを完全再現。より原作のビジュアルに近付けるため、ブーツのなかにソールを入れて身長を15センチ上げ、ほぼ爪先立ちのような状態でありながら、アクションも完璧にこなしました。
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「見てもらったらわかる通り、やれることは全部やりつくしました」と自信を見せた山田さん。「僕がアニメに寄せて声を作ると嘘っぽく聞こえるのが嫌で、自分のドラケンには嘘があってはならないので、想像ですが心から出る嘘の無い声に気を付けました」と、ビジュアルから声に至るまで、徹底した役づくりを心がけたそうです。
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岡田プロデューサーは、「山田くんは最初から、『辮髪をやるんだったら、地毛じゃないとやれない』と言ってくれていました。普通に考えたら、あの髪型ができる俳優はそんなにいないですよね。やりたいと思う人はいっぱいいると思うんですが、他の作品のことを考えるとできないということもあるだろうし。『やりたい』と言って本当にやってくれる人は、山田くんしかいない」と、絶対的な信頼をのぞかせます。「山田くん本人が、同時期に撮っていた他の作品に頼んでくれて、他の作品をかつらでやってくれたりして。そこまでして、この髪型をやってくれた。それだけ彼がドラケンに息吹を注いでくれたということが、間違いなく伝わる画になっていると思います」。
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タケミチの人生唯一の彼女・ヒナの弟。当初は「東京卍曾」によって命を落とす運命にありましたが、タイムリープしたタケミチの行動で未来が変わり、現代では刑事として「東京卍曾」の動向を探っています。タケミチはナオトと握手することで現在と過去を行き来することができ、ふたりはバディとして、ヒナを救うために協力します。
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演じる杉野さんは、「タケミチがタイムリープをするなかで、ナオトの世界線は僕が想像する以上の歪みや苦しみを伴っているんではないかと思います。いまを必死に生きようと奔走するナオトと、『ナオトのいま』を作っていきたいと思います」と、劇中ではあまり描かれない、タケミチが過去に戻っている間の現在の出来事も想像しながら、撮影に挑んだそう。「24 年間のなかのベストオブ握手を北村匠海と交わしたいと思っています」と、熱くコメントを寄せています。
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タケミチが学生時代に付き合っていた人生唯一の彼女。天真爛漫で明るい性格で、喧嘩ばかりのタケミチを心配し、優しく励まします。「東京卍曾」の抗争に巻きこまれて命を落とし、タケミチは彼女のために、運命を変えようと決意します。
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演じる今田さんは、本作の演技を評価され、第45回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。出演発表時には、「私が演じるヒナタは1本芯が通った、まっすぐで太陽みたいな女の子。出演者はほぼ男性ばかりで喧嘩のシーンも多いですが、そのなかでヒナタの存在がホッとできる場所になればいいなと思っています」と意気込んでいました。
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学生時代のタケミチの天敵。タケミチら同級生5人グループ「溝高五人衆」を、暴力で支配していました。
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演じる鈴木さんは、「キヨマサというキャラクターは悪役ですが、せっかく演じさせてもらうからには皆さんの記憶に残るような際立った“ワル”にしたい」とコメント。自ら「なんてひどいやつなんだ!」という印象だったと明かすほど、これまでになく凶暴かつ卑劣な役で新境地を開きました。「本当に卑劣なキャラクターなので、振り切って演じないとかえって作品をダメにしてしまうと思っていました。なので、撮影中は一切の良心を捨ててタケミチと対峙することを意識していました」と振り返っていました。
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学生時代のタケミチの親友。赤髪リーゼントのライトヤンキーだった学生時代とは一転、現代では見る影もなく変わり果てたビジュアルに。「東京卍曾」幹部として、タケミチの前に姿を現します。
演じる磯村さんは、「アッくんは、未来と過去の間で“陽”から“陰”へと、同じ人物なのに異なるキャラクターへと、大きく変ぼうを遂げます。過去では赤髪リーゼント、未来ではやせ細った(トーマンの)幹部になり、外見の変ぼうも多い。大切な仲間=タケミチの心に何を投げられるかを考えながら、外見も内面もしっかり変化させて挑みたいです」と意気込んでいました。
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その言葉通り、磯村さんは短期間で減量を敢行。黒髪オールバックで、全身に入れ墨が施され、やつれて生気を失った現代の姿を作り上げました。さらに磯村さんは、同世代が集まった撮影現場を、次のように振り返っています。
「それぞれがいろいろな形で俳優というフィルターを通し戦ってきて集結した感じが、アベンジャーズのようにも見え、現場で共演するのが楽しみでした。各々色の違う武器を持っているので、一同が集結するシーンでは刺激のある現場だったと感じました」
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岡田プロデューサーは、アッくんについて、「全キャラクターのなかでいちばん、タイムリープの時間軸に翻ろうされる男なんですよ。タケミチのアクションで、人格がどんどん変わっていく、いちばん影響が出る役。アッくんの変ぼうで、タケミチの行動を確認していく物語ですから。『ひとりで何役やるの?』というくらい、すごく幅広くて難しい役どころ」と、その難易度の高さを解説。さらには、「キャスト同士の関係性が絶対に作品に現れる」という思いもあり、高い演技力を誇り、なおかつ主演の北村さんと個人的な結びつきがある磯村さんに、役を託したそうです。
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「東京卍會」の弐番隊隊長。タケミチにとって頼れる存在で、マイキー&ドラケンも厚い信頼を寄せています。
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演じる眞栄田さんは、「人気があってとことん面白い原作ゆえにプレッシャーは大きいですが、個人的に大好きな三ツ谷を演じられることにすごく興奮してます。漫画の魅力と実写の魅力のバランスをしっかり取りつつ、三ツ谷の性格はもちろん、髪型や服装、佇まいなどの見た目の説得力も大事にして演じていきたいです」と語っていました。
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「東京卍曾」と敵対し抗争を繰り広げる、長内率いる「愛美愛主(メビウス)」に所属する謎の不良。喧嘩が強く、同じく「愛美愛主」の稀咲鉄太とともに暗躍します。
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演じる清水さんは、かねて原作ファンであり、「魅力的なキャラたちのなかでもお気に入りの半間を演じることができて幸せです。ここまでワルな役は初めての挑戦です。そして、今回人生初の特攻服も着ます。外見もガッツリ寄せて、狂っていきますので」と、アピールしていました。
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「愛美愛主」の幹部で策略家。しかし、10年後にはマイキーとともに、「東京卍曾」の最重要人物となります。
演じる間宮さんは、「決していい子たちの話ではないですが、“男を学ぶ漫画”だなと思いましたし、彼らなりの信念や価値観がきっちり描かれている作品だなとも思いました」と、原作の印象を明かします。「登場人物は皆、喧嘩が強くて心のなかに覇気を持っているけれど、僕が演じるキサキにはそのなかでも特に容赦の無さみたいなものがある。不良、仲間、友情。シンプルで熱いお話なんですが、そこには暗い影も確実に落ちていて。その象徴が稀咲だと思いますし、この群像劇のなかでひとりだけ独立したような存在になればいいなと思っております」と分析していました。
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公開記念舞台挨拶(2021年7月10日開催)で、間宮さんは、「映画って伏線回収されるじゃないですか。我々の登場は、伏線だけで、種は撒きっぱなし(笑)。ちゃんと、暗躍の芽が出て、育ってほしいので、続編がないと」とアピールし、北村さんも「それは我々も同じ気持ち」と応じ、シリーズ化に意欲を燃やしていました。
プライベートでも親交が深いという北村さんと磯村さん、山田さんと吉沢さんが、それぞれ親友役を演じていることも、本作の見逃せないポイント。インタビューで、お互いへの思いや、キャラクター同士の関係について語っていました。
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北村さんと磯村さんは、共演を次のように振り返っています。
北村「タケミチにとってのヒーローはアッくんで、アッくんにとってのヒーローはタケミチで。未来がどう動こうが、揺るがないふたりの絆がたくさん描かれています。磯村くんとは3年前に共演してから、タケミチやアッくんに似た友情で繋がっていると思っていて。芝居だけじゃなくいろんな分野の話、今現在や展望、それこそくだらない話もたくさんしてきました。磯村くんが、『(タケミチ役が)匠海だから』と、アッくん役を引き受けていたと聞いて、本当に嬉しいです」
磯村「アッくんはいつもつるんでいるメンバー『溝高五人衆』のなかでもアニキ的存在なので、特にタケミチのことは常に気にかけて愛おしい存在だったと思います。匠海とは特にコミュケーションを取らなかったのですが、大人になったふたりが再会するシーンでは、台本関係なしに、お互い同じタイミングで涙が出そうになってしまったことがありました。そのとき、もうタケミチとの関係は大丈夫だと実感しました」
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磯村さんが語るシーンについては、岡田プロデューサーも印象的な場面として挙げています。
岡田プロデューサー「去年(2020年)、タケミチとアッくんふたりだけの、すごく大事な、物語のなかでも泣けるシーンの撮影があったんです。実はそのシーンで何度もテイクを重ねたんですが、毎回北村くんと磯村くんが涙を流していた。何十回も涙を流していた。普通は泣きの芝居というのは、そんなに何回もできないんですが、毎回泣いていて、本当にすごいなと。撮影後、それぞれに『今日は本当にすごかったね』と声をかけたら、示し合わせたように、『いっそん(磯村)が相手役じゃなかったらこんなに泣けなかった』(北村)、『匠海が相手役じゃなかったらこんなに泣けなかった』(磯村)と言ったんです。親友としての本来の絆があって、それがシーンに現れているなと思いました」
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一方、山田さんと吉沢さんも、共演に際して特別な思いがあったそう。
山田「僕と亮は、芝居のなかでセッションをするから、事前に話し合ったり、相談する必要がなかった。これは劇中でのマイキーとドラケンも同じだと思う。裏話としては、企画段階ぐらいの時に、『山田くんにドラケンをやって欲しい』という電話を亮からもらっていました」
吉沢「マイキーにとってドラケンは『東卍』のメンバーのなかでも一番信頼している、無くてはならない人物だと思います。山田くんのことは友人としても役者としても信頼しているので自然と良い関係性が出たと思います」
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ふたりの信頼関係は、イベント「おうちプレミアナイト」(21年5月10日開催)での発言にも表れていました。この日は、キャストそれぞれが劇中の「熱いシーン」を発表するコーナーを実施。山田さんは、マイキーのラストシーンを挙げ、「マイキーがドラケンを思う顔を見て、『こういう風に人に思われる人間になりたいな』と思いました。もし仮に、僕がピンチの状況になったときに、『亮はこういう顔してくれるのかな』と思ったりしたので。(ドラケンとして、自分自身としてその顔を見ていたので)人より倍、嬉しさがありました」と熱弁。
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吉沢さんも照れながら、「過去にも何回も共演させてもらっていて、友達としても役者としても信頼している人。なので、現場でお互いに話して調整するというよりも、何も言わなくてもフィーリングが合うんじゃないかなという安心感は、クランクインする前から常にありました」と告白。山田さんも、「良いセッションができたと思っています。マイキーとしての彼のセリフを聞いた時に、すごく安心したんですよ。マイキーの声を聞いたときに、亮がマイキーで良かったなと思ったので、僕のなかでは最強コンビにできたと思います」と振り返っていました。
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「東京リベンジャーズ」は、最終興行収入45億円、観客動員335万人を記録し、同年の実写劇映画で1位を獲得。まさに「世代を代表する作品にしたい」というスタッフ&キャストの夢が、これ以上ない形で現実のものになりました。社会現象級の大ヒットを受け、キャスト陣にはどのような反響が寄せられたのでしょうか。
北村「(前作を経て)やんちゃなイメージがつきました(笑)。役者という仕事はつくづく面白いなと思います。撮影している作品で、自分自身のイメージが変化していく、個人としては何も変わらないのに素朴からヤンキーへ。面白い」
山田「初めて共演する方から、ドラケン!と声をかけてもらうなど、“ドラケンの人”としてたくさんの方に知ってもらえた作品になったなと思います。それぐらい懸けていたし、アクションのシーンでは『これでぶっ倒れてもいい』と思いながら燃え尽きろと思ってやっていました。また“ドラケンの人”となったことで、他作品でドラケンを超えなければと良くも悪くも大きな壁にもなりました」
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また岡田プロデューサーは、前作の大ヒットの要因が、「物語と時代のリンク」にあったと分析します。
「1はコロナ禍の真っ只中で撮影していて、僕たちがそのなかでも大打撃をくらった組なんです。1カ月で撮り切るつもりが、延期で1年かかってしまった。それでも撮り切れたのは、キャストやスタッフが、僕の『世代の代表作を作る』という思いに同期してくれたから。『絶対に完成させる』という思いだけでやったんです」
「当時、皆がそれぞれ生活しているなかで、同じような理不尽や苦労を感じながら生きていた。そんななかで、本作の『何度でも諦めずに立ち向かう』というストーリーに共感してもらえたことが、ヒットの大きな要因のひとつなんじゃないかと思います。いまだにメイキングを見ると、あのとき頑張ったんだなと思える泥臭さがにじみ出ていて。そんな感情や姿が、あのときに生きていた人のリアルとすごく直結していたんじゃないかなと。作品のテーマや完成するまでの道のりが、時代に寄り添っていたんじゃないかと思っています」
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さらには、公開前からの“ある不安”も、観客のリアクションを見て払拭されたそう。
「本気で喧嘩のシーンをやっているので、北村匠海くん史上、最もボコボコにされていると思うんですよ。お客さんは、匠海くんがあんなに血を吐いているところ見たことないと思うんです。見ていて痛いシーンが多いし、喧嘩賭博のシーンで、タケミチが髪を掴まれて、手すりにガンガンぶつけられているシーンの編集中に監督が更に効果音を足すから、『ちょっとおさえてください』と言ったぐらい(笑)。大変なシーンはどう受け入れられるんだろうと思って、楽しみ半分、不安半分で、公開を迎えたんです。けれど、その頑張りがすごくポジティブに受け取ってもらえて、その痛々しさで応援したくなる気持ちが生まれるというリアクションをたくさん見て、嬉しかったですね。2も相当本気でやっているので、痛いし辛いし大変ですが、その分皆を応援してあげてほしいです」
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続編の中心となるのは、原作の人気エピソード「血のハロウィン編」。タケミチの目の前で再び、東卍によってヒナタが殺される。彼女を救う鍵は、東卍結成メンバー6人を引き裂く“悲しい事件”にあった。かつての親友たちは、なぜ戦わねばならない運命になったのか。「君が助かる未来にたどり着くまで、ぜってぇ折れねぇから!」と誓うタケミチは、再びヒナタと仲間を助けるために奮闘する。
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続編には新キャストとして、永山絢斗さん、村上虹郎さん、高杉真宙さんが参加しています。永山さんは東卍結成メンバーである壱番隊隊長の場地圭介。村上さんは東卍結成メンバーでしたが、敵対組織「芭流覇羅」のナンバー3となった羽宮一虎。高杉さんは場地に憧れ東卍に入った壱番隊副隊長・松野千冬を演じます。いずれも「血のハロウィン編」の最重要人物であり、“運命”に翻ろうされるキャラクターとなっています。
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セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか?ショッキングな実話
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次に観るべき“珠玉の衝撃作”
【余命わずかの親友から奇妙なお願い】「私が死ぬとき隣の部屋にいて」――魂に効く“最高傑作”更新
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