怪作、珍作、奇作、迷作、異作が目白押し!「奇想天外映画祭 2022」開催 目玉作品は「リキッドスカイ」
2022年7月29日 18:00

2019年から映画好事家を驚かせる作品を上映し、今年で第4回を迎える「奇想天外映画祭 2022」が新宿K’s cinemaで開催される。会期は9月17日から10月7日。
ラインナップは11本。今年の目玉作品はスラバ・ツッカーマン監督の「リキッド・スカイ」だ。ニューヨークに着陸したエイリアンたちは麻薬による陶酔を求めて、ヘロインからさらには人間のオーガニズム絶頂期に脳内で分泌される快楽物質を追い求める。息をのむばかりの美と輝き。奇怪で気取ってそれでいてきらびやかな世界を描いた痛快で“ぶっ飛んだ”カルト作。今回は、40周年記念として4Kレストアされたデジタル・リマスター版での上映となる。
そして、ジェーン・バーキン主演の「ワンダーウォール」(68)。イギリス時代最後の主演作となったバーキンはセリフ一切なし、ただ覗かれるだけの不可思議な役どころ。音楽はザ・ビートルズのジョージ・ハリソンが担当し、インド・テイストのサウンドが全編に響き渡る。「レッド・ツェッペリン 狂熱のライブ」のジョー・マソットのデビュー作だ。
本年が生誕110年となるジョルジュ・フランジュ監督作2本も上映される。ホラー映画史に残る傑作「顔のない眼」(59)、“赤い仮面”の男が率いる仮面軍団とゾンビ軍団が共闘して挑む、フランジュのカラー作品にして遺作「赤い夜」(74)。ラテンアメリカからは、“シネマ・ノーヴォ”の傑作「狂乱の大地」(67/グラウベル・ローシャ監督)、そして、ルイス・ブニュエルのメキシコ時代の逸品「昇天峠」(75)。ノワール作品はアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズが音楽を担当したエドウアール・モリナロ監督作「殺られる」(59)。アンソニー・マンによるノワールの傑作「サイド・ストリート」(50)の2作。
また、今年7月に死去したイギリスの演出家であり映画監督ピーター・ブルックを追悼し、神秘思想家グルジェフの自伝を映画化した「注目すべき人々との出会い」(79)を特別上映する。さらに、アンコール作品として、デルフィーヌ・セイリグ主演、ハリー・クメール監督「赤い唇」、ジョン・ウォーターズの初長編作「マルチプル・マニアックス」を上映する。
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