台湾映画史に残るホラー「紅い服の少女」日本上陸！ 90年代台湾を震撼させた怪奇事件を描く衝撃作
2022年7月28日 16:00
台湾映画史に残る大ヒットホラー 「紅衣小女孩（原題）」が、「紅い服の少女 第一章 神隠し」「紅い服の少女 第二章 真実」として、9月30日から同時公開されることが決定した。あわせて、ポスタービジュアルも披露された。
「返校 言葉が消えた日」「哭悲 THE SADNESS」 、Netflixの配信映画として日本でランキングNo.1に輝き、シリーズ化も発表された「呪詛」など、台湾ホラー人気がうかがえる昨今。2015年、台湾製ホラーとして、初めて興行的大成功を収め、現在の台湾ホラーブームの原点となったのが「紅い服の少女 第一章 神隠し」だ。また、続編となった「紅い服の少女 第二章 真実」は、17年の台湾映画年間興行成績1位を記録している。
2作の監督を務めたのは、チェン・ウェイハオ。「The Soul 繋がれる魂」で、主演のチャン・チェンに金馬奨主演男優賞をもたらした次世代のヒットメーカーだ。長編初監督にして本作を大ヒットさせ、現在は台湾映画界をけん引する存在となっている。
本作は、90年代に台湾全土を震撼させた怪奇事件「紅い服の少女」を基にしている。無数の都市伝説を生み出し、90年代を象徴する社会現象となった同事件をベースに、家族の絆が描かれる。
ポスターには、肩を寄せ合うカップルの後ろを歩く、紅いワンピ―スを身にまとった少女の姿が映し出されており「そこでは愛する人の名を呼んではいけない」と意味深なコピーが並ぶ。各章のキービジュアルでは、「第一章 神隠し」から失踪事件に巻き込まれる主人公イージュン（アン・シュー）が松明を掲げる様子が切り取られ、「第二章 真実」では必死の形相で幼いわが子を守るリー（レイニー・ヤン）とその家族の様子が写されている。
「紅い服の少女 第一章 神隠し」「紅い服の少女 第二章 真実」は、9月30日からシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか一挙公開。各章のあらすじは、以下の通り。
不動産屋で働くジーウェイは祖母と2人で暮らしている。ラジオDJ のイージュンとは交際5年目。ある日、祖母の友人が山でのハイキング中に失踪する。心配する祖母だが、今度は祖母が失踪してしまう。心配するジーウェイの元に突然送られてきたカメラには、ハイキングを楽しむ老人達についてくる“紅い服の少女”の姿が映っていた。やがてジーウェイも行方をくらましてしまい、イージュンは人を惑わす魔物“魔神仔（モーシンナア）”の仕業ではないかと疑い始める。
社会局家庭内暴力センターで働くリー。仕事で忙しくしている最中、娘のヤーティンが妊娠していることが発覚する。リーはヤーティンの意志を無視して中絶させようとするがヤーティンは反発し、学校から帰宅せず姿を消してしまう。学校の監視カメラには “紅い服の少女”に連れ去られるヤーティンの姿が映っていた。果たしてリーはヤーティンを無事救い出すことができるのか……。
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