ジェーン・カンピオン監督、会員減でNetflixのリスク回避傾向を示唆
2022年7月14日 11:00

「パワー・オブ・ザ・ドッグ」でアカデミー賞を受賞したジェーン・カンピオン監督が、会員減を理由にNetflixがリスクを取らなくなる可能性があるとコメントした。
「パワー・オブ・ザ・ドッグ」は、トーマス・サべージの同名小説をベネディクト・カンバーバッチ主演で映画化した野心作。「彼らなしではこの映画は実現できませんでした」と言うように、Netflixはカンピオン監督が要求する予算に近い金額を提示できた唯一の存在だった。
コンテンツに潤沢な予算を注いでいたNetflixだが、今年4月にNetflixは会員減を発表して以来、方針を転換。リストラを断行する一方、オリジナル作品、特に製作費3000万ドル以下のインディペンデント映画を厳しく精査するようになったと言われている。
そんななか、英BBCはNetflixとの関係に変化が起きたか否か、カンピオン監督を直撃。「既に人間関係ができているし、信じられないほど忠実なので、私が何かやりたいと思えば難しくなるとは思わない」と返答する。ただし、他の監督の映画作品については厳しくなるとの見解を示す。「悲しいことですが、知名度のないクリエイターのプロジェクトでリスクを取ることはなくなるでしょう」
ちなみに、カンピオン監督は母国ニュージーランドのウェリントンに映画学校Aotearoa Pop Up Film Intensiveを立ちあげており、Netflixからの支援を受けている。いまでも出資を続けていることに関して、Netflixに感謝しているという。
「『大変。お金を引き揚げてしまうかもしれない。意味を見いだせなくなってしまうかもしれない』と心配しました。でも、そうしないでいてくれていることに、本当に感謝しています」
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

あなたがまだ出合っていない“人生の1本”
“生涯ベスト”の絶賛!笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)