マイケル・シャノン、長編監督デビュー
2022年7月11日 13:00

「テイク・シェルター」「シェイプ・オブ・ウォーター」などで知られる俳優マイケル・シャノンの長編映画監督デビューが決定した。米Deadlineが報じている。
原作は、1999年にコロラド州のコロンバイン高校で発生した銃乱射事件に着想を得た舞台「エリック・ラルー」。シャノンが創設者の一人に名を連ねるシカゴの劇場レッドオーキッドシアターで、2002年に初演された演目だ。同級生3人を射殺した17歳のエリックの母親ジャニスを主人公に、トラウマを克服するために人は何を選択するかを描き出す。
シャノンは同作を「私たちの国について、私たちがここで生きるトラウマに対処しようとする、時にとても無策な方法について多くのことを語っている」と解説。「最も鮮やかな想像力、最も厳しくも共感できる道徳観、そして最も情熱的で厳格な規律を持つアーティストと一緒に、この時代、特にこの国の人間として生きるという経験を理解するのに貢献する物語をつくりあげることに面白さを感じています」と意気込みを語った。
映画では、舞台版の台本を手がけたブレット・ヌブーが翻案を担当。「テイク・シェルター」など6作品でシャノンとタッグを組んだジェフ・ニコルズらが製作総指揮を務める。ノースカロライナ州のウィルミントン周辺で撮影予定だ。
シャノンの俳優としての今後の出演作には、伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」をブラッド・ピット主演で映画化する「ブレット・トレイン」や、ジェシカ・チャステインと共演する「George and Tammy(原題)」、デビッド・O・ラッセル監督の新作「アムステルダム(原題)」などがある。
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