2000人参加オーディションを勝ち抜いたヒロインは岡エリカ！ 堤幸彦×本広克行×佐藤祐市による「SUPER SAPIENSS」

同企画は、日本のエンタメおよび映画界を牽引してきた3監督が共同で制作指揮をとり、サポーターと一丸となって日本の映像業界として初となる“原作づくりから映像化にいたる全プロセスの一気通貫”に挑むプロジェクト。今年1月のプロジェクト発表から約6カ月、プロデューサーを務める森谷雄氏は、「まさかここまで早く出来るとは思いませんでした。それは監督の皆さんのパワー、サポーターの皆様のお力添えのおかげです！」と謝意を示した。

堤監督がメガホンをとり、脚本・萱野孝幸とタッグを組んだ「SUPER SAPIENSS THE BEGINNING」は、「テーマを語り始めると1時間くらい必要なので、短く説明しますと『ネアンデルタール人のホモサピエンスに対する復讐劇』」になると堤監督が説明。森谷氏も、「今回のプロジェクトのキーワードは、100年続く連続ドラマ。まさに100年続く物語の始まりの始まりです」と補足した。

ヒロイン・環栄李花役をオーディションで勝ち取った岡は、「このような大きな作品に参加することになり、嬉しさと不安がありましたが、作品に関わる方々のおかげで楽しんで演じることが出来ました。一生忘れられない思い出です」と感激の面持ち。この日は、岡のほか池浪玄八、伊藤さゆり、藤嶋花音、屋良学、植田崇幸、花岡咲、田島冴香、渡邉泰良、高橋美津子、比佐仁、児玉純一、鴨頭嘉人、主題歌を歌うAlisaも登壇した。

鴨頭はYouTuberとして知られているが、今作では渋谷のネアンデルタール人に扮する。3監督の新たなチャレンジへの意気込みに惚れたそうで、「このプロジェクトは既存の映画作りとは違い、顧客参加型の取り組みが面白い。観るだけよりも、一緒に組んだ方がエンタメを味わいやすいはず」と客席に呼びかけた。主題歌担当のAlisaは「ミステリアスで、いい意味で訳の分からない作品」と笑わせながらも、「このような話題のプロジェクトに参加できて光栄に思っています」と笑みを浮かべていた。

同プロジェクトの今後の展開について、森谷プロデューサーは「世界配信をしていきます！」と予告。堤監督は「字幕を付けるのに苦労しそう！」と苦笑いを浮かべたが、「通常の映画作りは監督とプロデューサーが主導して船を動かすが、このプロジェクトでは船をぷかぷか浮かばせながら、みんなで楽しく新しい方向へと進んでいく。これは全く新しい形です。色々な方にこのプロジェクトのことを広めて頂きたい」と明かしていた。