デンゼル・ワシントン、米大統領自由勲章を受勲
2022年7月5日 15:00

Photo by Taylor Hill/WireImage/Getty Images
俳優で監督のデンゼル・ワシントンが、アメリカ合衆国で文民に贈られる最高位の勲章である「大統領自由勲章」を受勲することがわかった。米バラエティなどが報じている。
大統領自由勲章とは、米国の繁栄と安全、政治、世界平和などにおいて重要な社会的、公的貢献をした個人に贈られる民間人最高の栄誉で、毎年7月にホワイトハウスで授与式が行われる。
ジョー・バイデン米大統領は7月1日(現地時間)、2016年のリオデジャネイロ五輪で4個の金メダルを獲得した女子体操選手のシモーン・バイルスさんや公民権運動の活動家フレッド・グレイ氏、救命救急看護士のサンドラ・リンゼイ氏ら、今年の受勲者に選出された17人を発表。エンタテインメント界から唯一の受勲者となったワシントンのほか、米アップル創業者のスティーブ・ジョブス氏と、長年上院議員を務め2008年の大統領選で共和党候補として出馬したジョン・マケイン氏、米国最大の労組連合AFL-CIO(アメリカ労働総同盟・産業別組合会議)の元会長リチャード・トラムカ氏という3人の故人にも授与される。
地元ニューヨークで舞台俳優としてキャリアをスタートさせたワシントンは、1987年の「遠い夜明け」でアカデミー助演男優賞に初ノミネートを果たしたのち、「グローリー」(90)で同賞を受賞。「マルコムX」(92)から最近作「マクベス」(2021)に至るまで、7度のアカデミー主演男優賞ノミネートを誇り、2001年の「トレーニング デイ」で黒人俳優として初となる2つ目のオスカー像を手にした。また、2010年にブロードウェイ劇「Fences」でトニー賞主演男優賞を、16年にはゴールデングローブ賞の特別功労賞にあたるセシル・B・デミル賞を受賞している。
今年度の大統領自由勲章授与式は7月7日(現地時間)、ホワイトハウスで行われる。
(映画.com速報)