「裏切りのサーカス」を徹底解剖! フルカラー83ページのファンブック、7月1日発売
2022年6月20日 09:00
映画パンフレットの魅力を発信する有志団体「映画パンフは宇宙だ」(PATU)が手がける、「裏切りのサーカス」のファンブック「Funeral for Our Loyalty」が、7月1日に発売されることがわかった。総勢16人のキャラクター紹介やスーツ解説、本作のテーマである東西冷戦についてのコラムなどが掲載される。
2011年に公開された「裏切りのサーカス」は、トーマス・アルフレッドソン監督(「ぼくのエリ 200歳の少女」)が、スパイ小説の大家ジョン・ル・カレの代表作「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」を映画化したもの。東西冷戦下、英国諜報部「サーカス」を舞台に、ソ連の二重スパイを探し出す究極の頭脳戦を描いた。濃密な情報で埋め尽くされたストーリーで、映画ファンの間で「難解な作品」とも評されてきた。ゲイリー・オールドマンをはじめ、ベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース、トム・ハーディ、ジョン・ハートら豪華キャストが顔をそろえた。
日本公開から10周年を迎える22年に制作されたファンブックでは、16人の登場人物を、各ページにカラーイラストを配して一挙に紹介。小倉祥子氏(銀座テーラーグループ代表取締役社長)によるスーツ解説、男たちが涙を見せる名シーンの数々を振り返る企画とあわせ、個性的なキャラクターたちを徹底解剖する。
さらに、物語のキーワードである冷戦について、小泉悠氏(東京大学先端科学技術研究センター特任助教)がコラム「『裏切りのサーカス』で描かれる東西のスパイたち」、手嶋龍一氏(外交ジャーナリスト、作家)がコラム「英国秘密情報部の光と影」を寄稿。ストーリーに関連する歴史上の出来事、実際にあった世界のスパイ事件のトリビアなど、より作品世界を深く理解するためのコンテンツが収録されている。
同書では、21年に生誕90周年、没後1年を迎えたル・カレの他作品の魅力も紹介。若林踏氏(ミステリ書評家)が、オールドマンが演じたジョージ・スマイリーが登場する作品を紐解くほか、映画化された作品紹介、名言集も掲載されている。
2018年に設立された「映画パンフは宇宙だ」(PATU)は、“映画パンフ文化”の継承と発展・発信を目的に活動しており、イベントの企画、パンフレットの編集、書籍の出版などを行っている。初の自主出版書籍であるアリ・アスター監督(「ヘレディタリー 継承」「ミッドサマー」)の短編解説読本「I HOPE THAT PEOPLE WILL FEEL UNSETTLED.」が話題となり、一夜でインターネットの販売分が完売。その後もグラフィックデザイナー・大島依提亜氏を特集したムック本「大島依提亜と映画パンフ」、「ハッピー・デス・デイ」シリーズや東宝映画版の「子連れ狼」のファンブックなども販売しており、オンラインストア(https://pamphlet-uchuda.stores.jp/items/5fb51d9eda019c3ecd4c3f7b)で購入することができる。
「Funeral for Our Loyalty」(全83ページフルカラー、A5サイズ)の価格は、税込1500円(送料別、全国一律400円)。6月24日までの先行予約受付期間は、「映画パンフは宇宙だ」のオンラインストアの専用ページ(https://pamphlet-uchuda.stores.jp/items/62a94c1fd085ee1bac7cad36)で予約可能であり、一般発売日は7月1日の午前10時となっている(※6月20日追記 先行予約分完売のため、現在は7月の再販準備中。7月2日の新文芸坐での「裏切りのサーカス」上映時に、部数限定特典つき版を販売予定)。
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