「流浪の月」に幻のラストシーン 広瀬すず、まさかのカットに驚き「どこいった!?」
2022年6月16日 19:00

凪良ゆう氏のベストセラー小説を映画化した「流浪の月」(公開中)のトークイベントが6月15日、都内で行われ、広瀬すず、李相日監督が登壇。李監督が広瀬に質問するスタイルで展開され、舞台裏が語られた。
本作は、誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった家内更紗(広瀬)と、その事件の“加害者”とされた青年・佐伯文(松坂桃李)の15年後の再会を描く。
物語後半では距離が近づいていく更紗と文の関係が描かれるが、李監督から「文とのシーンでは『桃李さんが遠い』と悩んでいたよね?」と質問されると、広瀬は「(恋人の)亮君(横浜流星)との距離が近くなる中で、文=桃李さんを思うことに対して距離ができてしまい、気持ちの切り替えが難しかった」と告白。続けて、役柄の複雑さから「桃李さんとは撮影現場では朝の挨拶と出る時の挨拶以外は喋っていなくて。スタンバイも別々のところにいました」と打ち明けた。

その後、クランクアップの日に撮影した重要な“寝顔”シーンについての話題に。広瀬は「色んなものを含めた2カ月半をあの文の寝顔で思い出しました。こんなに誰もいない場所で寝顔を見るという。寝てるときって自分でコントロールできないじゃないですか。そんな姿を見ているということで『信用してもらっている人間としての喜び』を私自身が感じたのを覚えています」と濃い撮影期間を振り返る。
最初の段階で4時間あったという本作のカットされたシーンの話になると、更紗と文が電車に乗って旅立っていくという幸せを予感させる幻のラストシーンの存在が明らかに。広瀬は「完成した本編を見て『ラストシーンどこいった!?』とびっくり。『えー!』みたいな」とまさかの未使用に驚いたそうだが、李監督は「あれがあると満たされてしまっているというか、余韻がなかった。2人の見たい姿を見せて終わってしまった気がして。その後の2人の姿はお客さんが自分の映像として見てほしいシーンだったと撮影後に気づきました。電車を借りて撮影するのは大変なのにね」と苦笑いしながら解説し、「ソフト化の際には特典映像として入れますので」と予告した。

最後は6月19日に24歳の誕生日を迎える広瀬に、李監督がサプライズで花束を贈呈した。広瀬は「李さんにお祝いしてもらうなんて嬉しい!」と笑顔を見せ、「24歳になっても頑張りたいというか、李監督ともっともっとご一緒できるように努力をしていかなければいけないなとクランクアップからずっと思っています」と抱負を述べていた。
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