「Sexy Zone」佐藤勝利、秋元康が仕掛けるミステリードラマに主演! 「地上波の限界」に挑む
2022年6月13日 07:00
「Sexy Zone」の佐藤勝利が主演を務め、秋元康が企画と原作を担うオリジナルドラマ「赤いナースコール」が、テレビ東京の「ドラマプレミア23」枠で、7月から放送されることが決定。佐藤は本作で、テレビ東京のドラマに初出演、初主演を果たす。秋元が「地上波の限界だと言われる“怖いドラマ”」と語る、病院を舞台にした“ミステリー&ノンストップラブサスペンス”を紡ぐ。
物語は、事故を起こした1組のカップルが、ある病院に入院するところから始まる。しかし、ふたりはやがて、病院に潜む違和感に気付き始める。個性豊かだが奇妙な入院患者たち、どこか秘密を抱えた様子の医者や看護師たち、病院の外で起きる連続殺人。「この病院で何が起きているのか」「なぜ、人が死んでいくのか」「主人公たちはなぜ、この病院に入院したのか」――“5分に1回の恐怖”をテーマに、人間ドラマとミステリーが絡み合うストーリーが展開する。
WOWOWドラマ「青野くんに触りたいから死にたい」に出演し、舞台「Endless SHOCK -Eternal-」に参加した佐藤は、主人公・春野翔太朗を演じる。病院内でさまざまなトラブルに見舞われながらも、恋人・三森アリサへの愛を胸に、謎を解きながら困難な状況を切り抜けていく。佐藤は、「企画・原作が秋元康さんで、プロデューサーさんから作品の説明をして頂いた時に、『ここは言わないでおこうかな』とか僕にもかなり秘密にされている部分があったので、話が進む中で、どんでん返しや色々な大きな揺さぶりがすごくある作品になるのではないかと思っています」と期待をあおる。「僕は今、一番制作陣に怖さを感じています。(作品の秘密にしている部分を)教えて!って(笑)」と、胸の内を明かした。
秋元は、企画の経緯について、「『あなたの番です』という連続ドラマを作った時、『夜、見るのは怖い』と言われました。そんなにホラー的な要素を意識したわけではないのですが、確かに、一人で見ていたら背筋がゾクゾクするようなシーンがいくつか登場したかもしれません。テレビ東京のこの放送枠は、新しい連続ドラマに挑戦するチャレンジ枠なので、今回は、『地上波の限界だと言われる“怖いドラマ”を作ってみよう』と思い、この『赤いナースコール』を企画しました」と語った。
2022年7月、関東近郊ののどかな田園風景のなかで、翔太朗とアリサは、アリサの両親に挨拶しに行くために車を走らせていた。しかし、ふたりは山中に入ったところで事故に遭い、翔太朗は病院のベッドで目覚める。アリサも同じ病院にいて、命に別状はないそうだが、医者からは「互いに絶対安静のため、いまは会えない」と伝えられる。翔太朗と同じ部屋には、競馬新聞を読む人、パソコンで般若心経を打ち込む人、小学生のドリルを解く人、ジグソーパズルに熱中する人、窓の外を見つめている人ら、個性的な患者たちが揃っていた。ふと、自分のスマホがないことに気付いた翔太朗は、ナースコールを押そうとするが、なぜか同室患者から一斉に注目され、「押すんですか…?」と問われる。やがて彼は、病院の人々や治療に疑問を感じるようになり、ある事件へと巻き込まれていく。
「赤いナースコール」はテレビ東京系列で、7月から毎週月曜午後11時6分~55分に放送される。秋元、佐藤、北川俊樹プロデューサーのコメント(全文)は、以下の通り。
「あなたの番です」という連続ドラマを作った時、「夜、見るのは怖い」と言われました。そんなにホラー的な要素を意識したわけではないのですが、確かに、一人で見ていたら背筋がゾクゾクするようなシーンがいくつか登場したかもしれません。テレビ東京のこの放送枠は、新しい連続ドラマに挑戦するチャレンジ枠なので、今回は、「地上波の限界だと言われる“怖いドラマ”を作ってみよう」と思い、この「赤いナースコール」を企画しました。
僕が海外のあるホテルに滞在した時のことです。病院の跡地に建てられたそのホテルは、幽霊が出ると噂でしたが、僕は気にしていませんでした。深夜、部屋のリビングで原稿を書いていたら、ガタガタと。まるで病院の患者を乗せたストレッチャーが移動する音が聞こえました。ふと、リビングから寝室に繋がる廊下の方を見ると、白いナースキャップの看護師がストレッチャーを押して横切るのが見えたのです。時差で寝ぼけていたのかもしれませんし、旧病院跡地という情報が、錯覚を呼んだのかもしれません。おそらく、夢をみていたのでしょう。しかし、あのストレッチャーがガタガタ、通り過ぎる音とナースの姿は、今でも目に焼きついているのです。あの時、そのナースと目が合っていたら……。そんな恐怖をSexy Zoneの佐藤勝利さんや素敵な俳優の皆さんとスタッフと作れたらと思います。
Q1:テレビ東京のドラマ初主演ということで、ドラマオファーを受けた時のお気持ちや作品の印象をお聞かせ下さい。
テレビ東京は、デビュー当時は「ヤンヤン JUMP」(2011年4月~11月までレギュラー出演)に出させてもらっていたのですが、最近はなかなか出ていなかったので、すごく久々な感じがしてとても嬉しいです。
企画・原作が秋元康さんで、プロデューサーさんから作品の説明をして頂いた時に、「ここは言わないでおこうかな」とか僕にもかなり秘密にされている部分があったので、話が進む中で、どんでん返しや色々な大きな揺さぶりがすごくある作品になるのではないかと思っています。僕もまだ、初回の台本をいただいたばかりで、視聴者の皆さんと一緒の感覚で、ドキドキしています。
共演させていただく方々が豪華なので、色々な刺激を受けると思いますし、そこもとても楽しみです。色々な事を試すというか、この役で色々と逸脱していけたらと思っています。作品のキャラクターについても僕にもまだ秘密にされている部分があるので、現場で、豪華なキャストの皆さんと面白い化学反応を起こせたらなと楽しみにしています。役については、売れていない脚本家という役で、付き合っている彼女と実家に行く時に事故に遭って、という所まではわかっているのですが、事故後の事が秘密にされている事が多く、良い意味でどうなるか分からなく、色々な可能性がありそうだと思っています。
熱量や情熱は高くて、色々なものに巻き込まれていく役。それに加えて、変わった役ではなく“普通”なので、そこが難しいのですが、魅力な人間力を僕なりに出せたらなと思います。
僕もまだ結末を教えてもらえていないので、結末はもちろん、そこに辿り着くまでの過程も気になる作品と思います。1話ごとに「こんな展開なんだ」という、気になる展開をしていき、ホラーではないのですが、それぞれのキャラクターの怖くない人も怖く見えたり、何が怖いかわからない怖さがあって、ゾクゾクするような作品だと思いますので、是非ご覧下さい。僕は今、一番制作陣に怖さを感じています。(作品の秘密にしている部分を)教えて!って(笑)。
恐怖をテーマにしたドラマです。ただのホラーではありません。最恐ドラマです。日本の映像界においてホラーやスリラーは一時代を築いたジャンルですが、それも今は昔。最近はめっきり少なくなったのではと思います(僕の知識が浅いだけだったらごめんなさい)。そんな中、真正面から恐怖を描こうとするこのドラマ。個人的には、現象や人間なども含めて“恐いこと”は死ぬほど苦手なのですが、せっかくなので恐怖というエンターテインメントに改めて向き合ってみたいと思います(と言うより、今、向き合ってます。すごい恐いですこのドラマ)。そして、見てくださる皆さんに最高のドキドキとワクワクと、何よりゾクゾクをお届けしたいと思います。
さらにもう一点、このドラマはミステリー要素満載です。企画・原作の秋元康さんによる謎設定と含みある人物たちの設定は見どころ満載、考察要素も満載(脚本、めちゃくちゃ
面白いです)。何度も見返していただき、「彼の、彼女の、あの時の、あの行動は、もしかして……」「ここで、あれが、こうなったから、つまり、この行動は、こういうことか……」と、考察していただけますと幸いです。
最後に、主演はSexy Zoneの佐藤勝利さん。明るく華やかなイメージのある佐藤さんが、理不尽な恐怖と危険な状況に晒される主人公を演じてくださいます。当初はただただ巻き込まれていく主人公が、謎を解き、危険を脱し、愛する人を思う……徐々に変化を見せていくそのお芝居は必見です。ご本人のコメントにもある様に、まだお伝えしていないことがたくさんあります(悪気はないです!)。お伝えするのが楽しみです。そして、佐藤さん、秋元康さん、さらに監督やスタッフたちと共に、このドラマをどんどん面白く、もとい、もっともっと恐くしていきたいと思います。史上最恐のドラマ。皆様、是非ご期待くださいませ。
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