148の連続ツイートをA24が映画化した「Zola ゾラ」 大島依提亜が手がけた緊張感溢れるポスター完成
2022年6月2日 12:00

米デトロイト在住の女性によるTwitterへの計148の連続投稿と、その物語をフィーチャーしたローリングストーン誌の記事を、気鋭の映画スタジオ・A24が映画化した「Zola ゾラ」のポスタービジュアルがお披露目。人気デザイナー・大島依提亜が手がけたポスターには、きらびやかなダンスホールで見つめ合う女性ふたりが、緊張感たっぷりに切り取られている。
企画の始まりは、2015年にアザイア“ゾラ”キングがTwitterに投稿した、スリリングな計148のツイート。デトロイトのウエイトレスで、ストリッパーでもあるゾラはある日、勤め先のレストランに客としてやってきたステファニと、「ダンスができる」という共通点で意気投合し、連絡先を交換する。その翌日、ゾラはステファニから「ダンスで大金を稼ぐ旅に出よう」と誘われ、あまりに急な出来事に困惑しながらも、一緒にフロリダへ向かうことに。これが48時間の悪夢の始まりだとは、ゾラは想像もしていなかった――。

ポスターでは、どこか険しい表情で向き合うゾラとステファニに、「私とこの子の話、聞きたい?」という、秘密めいたキャッチコピーも添えられている。あわせて、8月26日から特典付きムビチケの発売も決定。海外のポスターがデザインされたムビチケと、日本オリジナルロゴ付き特製大きめエコバッグの特典が、1500円(税込)で販売される。
「マ・レイニーのブラックボトム」のテイラー・ペイジがゾラ、エルビス・プレスリーの孫で、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のライリー・キーオがステファニを演じた。人気ブランド「miu miu」の女性監督シリーズに抜てきされたジャニクザ・ブラボーがメガホンをとり、SNSと現実が交差する、いまという時代を映したオフビートな青春を描く。「パワー・オブ・ザ・ドッグ」で第94回アカデミー撮影賞にノミネートされたアリ・ウェグナーが撮影、「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」の“ミカチュー”ことミカ・レビが劇伴を担当する。

本作は、2020年のパームスプリングス国際映画祭(新人監督賞)をはじめ、22年のインディペンデント・スピリット賞(主演女優賞・脚本賞)、ブラックフィルム批評家サークル賞(パイオニア賞)、ブラックリール賞(優秀インディペンデント映画賞)など受賞を重ねてきた。1500スクリーンで公開された全米では、ミッシー・エリオットやケイティ・ペリーらがSNSで言及し、本作を2度見たカニエ・ウェストは劇伴のミックスを発表するなど、多くのセレブたちが熱狂。劇中ではUSHER、「MIGOS」、「2 CHAINZ」など人気アーティストたちの楽曲が使用されている。
「Zola ゾラ」は8月26日から、東京の新宿ピカデリー、渋谷パルコ8F ホワイト シネクイントほか全国で公開される。R18+指定。
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