「スター・ウォーズ」宇宙船のデザインを手がけたアーティストが死去
2022年5月30日 21:00

「スター・ウォーズ」のXウィングやタイファイター、デス・スターなどのデザインを手がけたアーティスト、コリン・キャントウェルさんが死去した。90歳だった。
ルーカスフィルムはこのほど、starwars.comに訃報を掲載している。
1932年生まれのキャントウェルさんは、幼い頃から宇宙に興味を持ち、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)では、もう一つの情熱であったアニメーションを専攻。さらに建築界の権威フランク・ロイド・ライトから直々に誘いを受け、建築学部でも学位を取得している。
卒業後、NASAやジェット推進研究所で一般向けの教育プログラムを作成したのち、「2001年宇宙の旅」の宇宙場面のデザインを担当した。
キャントウェルさんは74年11月、ジョージ・ルーカスと後に「スター・ウォーズ 新たなる希望」の仕事を開始。ルーカスが考えた様々な宇宙船のアイデアをビジュアル化する仕事を任された。Xウィング、Yウィング、タイファイター、スター・デストロイヤー、デス・スター、ランドスピーダー、サンドクローラーなどをデザインしている。コンセプトアーティストのラルフ・マッカリーは、キャントウェルのデザインをもとにコンセプト画を描き、アートディレクターのジョー・ジョンストンらが特殊撮影のために調整を加えていったという。
「コリンの想像力とイマジネーションは、最初から明らかだった」と、ルーカスは振り返る。「彼は最初に参加してくれた人物であり、『新たなる希望』のために宇宙船やプロトタイプをデザインしてくれた。彼の才能は、昔も今も、誰の目にも明らかだった」
ルーカスフィルムは、「あなたのクリエイティブな精神を私たちと分かちあってくれてありがとう」と綴っている。
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