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田中裕子主演「千夜、一夜」10月7日公開 失踪した夫を30年待ち続ける女の強さと脆さを描く

2022年5月26日 09:00

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監督は「家路」の久保田直。「いつか読書する日」の青木研次が脚本を担当
監督は「家路」の久保田直。「いつか読書する日」の青木研次が脚本を担当
(C)2022映画『千夜、一夜』製作委員会

日本映画界を代表する俳優・田中裕子が主演を務めた「千夜、一夜」が、10月7日から公開されることがわかった。

舞台は、北の離島の美しい港町。理由もわからぬまま突然姿を消した最愛の夫を、30年にわたり待ち続ける主人公の姿が描かれる。キネマ旬報主演女優賞など数々の受賞歴を持つ田中が、狂おしい日々を背負いながら、夫の帰りを待ち続けるひとりの女性の強さや脆さを繊細に体現している。

監督は、ギャラクシー大賞をはじめ数々の受賞歴を持つドキュメンタリー出身の久保田直。震災後の福島を舞台に家族の再生を描いた劇場デビュー作「家路」(2014)は、ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品という快挙を成し遂げ、国際的な評価を積み上げてきた。脚本は「いつか読書する日」(05)、「独立少年合唱団」(00)の青木研次によるオリジナルとなっている。

今もどこかで誰かを待ち続ける人々の背後には、いったいどんな物語が隠されているのか――。久保田監督が“失踪者リスト”から着想を得て、青木の脚本をもとに、8年もの歳月をかけて完成に至った。

千夜、一夜」は、10月7日からテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国公開。田中、久保田監督、脚本・青木のコメントは、以下の通り。

田中裕子(主演)】
海に夕日を見送り海に朝を迎えた佐渡での撮影の日々。この『千夜、一夜』という映画にたどり着くのに八年の時間が過ぎた。
脚本の青木研次さん、諦めなかったスタッフキャストの長かった思いも連れて、今年の秋の公開が決まった。
私達がこの映画をつくるのにかけた時間を千夜、とたとえて言うならば、観てくれた人が帰った部屋の灯りを点ける時ふとこの映画を想ってくれる一瞬は一夜、と言える。
果てない夜の中にそんな一夜、がありますようにと願いながら、秋の公開を待つ。
久保田直(監督)】
ある日突然、理由もわからないまま家族が失踪してしまったら、残された者は何を思うのだろうか。
どれだけ待ち続けることが出来るのだろうか。
人はどのような時に姿を消したいと思うのだろうか。
そんな思いが心に掛かり、愛する人とのささやかな思い出を抱きしめながら、待ち焦がれる女性の姿を描いてみたいと思いました。
そして、最高のキャストとスタッフが集まってくれました。
佐渡島を舞台に、狂おしい日々を背負いながら、待ち続ける主人公。
これは、愛の映画です。
不可能な、しかし、奇跡的な。
コロナ禍を乗り越え、8年と言う年月をかけて完成させることが出来たこの作品。
一人でも多くの方に届けられればと思います。
青木研次(脚本)】
ひとりぼっちの女がいます。
ある男が、ずっと好意を寄せています。
でも男の思いは決して届かない。不条理なまでに拒絶されるのです。
そして女は、ずっとひとりぼっちです。
小さな思い出を、生まれたばかりの雛のように抱えているからです。
脚本は、田中裕子さんのために書かれました。
久保田直監督とは、映画『家路』以来、二度目の仕事です。
撮影は、困難を究めたと聞いています。
久保田直監督とスタッフたちは、足かけ二年に渡って佐渡の海辺をさまよいながら、主人公の固く閉じた心を開いていきました。
その成果が、映画『千夜、一夜』です。

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