元プロボクサー・木幡竜、初主演作が公開 40代半ばで「地獄のトレーニング」
2022年5月14日 14:00

ドラマ「アバランチ」の敵役で注目された木幡竜が5月14日、都内で主演作「生きててよかった」の公開記念舞台挨拶に出席。元プロボクサーという異色の経歴を持ち、現在45歳にして本作で映画初主演を飾った木幡は「40半ばにして地獄のトレーニングを重ねました。なんとかできてよかったです」と安堵した。

本作は、年齢と身体の限界を超えてもなお、闘い続けることでしか生きる価値を見出せない元ボクサーの姿を描く。5月13日から公開を迎え、舞台挨拶には木幡のほか、鎌滝恵利、今野浩喜、鈴木太一監督が登壇した。
企画の成り立ちから6年かけて公開となり、鈴木監督は「紆余曲折あって脚本もいろいろ考えて、木幡さんからボクサーの生きざまを聞いて脚本を何度も書き直し、まさかこんなに時間がかかると思わなくて諦めかけていました。わかりやすい原作、主演、監督の名前がないなかで、僕とか木幡竜の思いを自由に弾けさせてくれる映画を作ることができて、すごくありがたいです」と飄々としながらも喜びを語った。
木幡は「脚本ができたときはぎりぎり30代で、そのときでも脚本を見て腰が痛くなるくらい、どれだけ動かないといけないんだと思いました」と明かし、役作りのためマイナス10キロの減量にも挑戦。「普通のボクサーであれば一瞬リミットに入ればいいですが、撮影になるとずっとキープしないといけないので、僕の中で新境地でした」と過酷な撮影を振り返った。

今野は、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞ほか4冠を獲得した主演作「くそガキの告白」などでも鈴木監督とタッグを組んでおり、「ずっと『くそガキの告白』の4冠だけで歩いているようだったので、早く次の作品をやってほしいという思いがありました」と思いをぶつけてから、「4冠も俺は認めてないところがあって、2冠は俺の個人賞なんですよ。俺は4冠だけれど映画は2冠だからなってずっと言っているんですよ」と、親しい関係だからこそクレームを入れて笑わせた。
最後に、鎌滝は「ハードなところもある映画ですが、たくさんの方に見ていただきたい」、木幡も「たくさんの人に見てもらって、感想をツイートしてもらいたい」と呼び掛けていた。
(C)2022ハピネットファントム・スタジオ
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