「イングリッシュ・ペイシェント」レイフ・ファインズ&ジュリエット・ビノシュ、新作で再共演
2022年5月9日 08:30
アカデミー賞で作品賞を含む9部門を受賞した「イングリッシュ・ペイシェント」(1996)のレイフ・ファインズとジュリエット・ビノシュが、ウベルト・パゾリーニ監督の新作で再び共演することがわかった。
米Deadlineによれば、新作「The Return(原題)」は、古代ギリシャの詩人ホメロスによる叙事詩「オデュッセイア」を、オリジナルのアイデアを加えながら新たな視点から描くという。戦争の後、さらなる困難を経てオデュッセウス(ファインズ)が20年ぶりに故国イタケへ帰還すると、国は変わり果て、愛する妻ペネロペ(ビノシュ)は王の座を狙う求婚者たちに追い詰められ、息子テレマコスは命を狙われていた。戦争により憔悴していたオデュッセウスは、家族を守るためかつての闘志を再び取り戻そうとするのだが……というストーリー。
「The Return(原題)」は、「ホテル・ムンバイ」のジョン・コリーと劇作家エドワード・ボンドが共同執筆した脚本をもとに、「フル・モンティ」のプロデューサーとしても知られるパゾリーニが監督、プロデュースを手がける。