宮野真守、エディ・レッドメインとの再会裏話「マブダチかなって」 森川智之&井上和彦と吹き替えの技も語る
2022年4月25日 13:00

人気シリーズ最新作「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」(公開中)の舞台挨拶が4月23日、都内で開催され、吹き替え版でニュート役を務める宮野真守、ダンブルドア役の森川智之、グリンデルバルド役の井上和彦が登壇した。
本作では、魔法動物を愛する魔法使いニュートが、ダンブルドアやマグルたちと寄せ集めのデコボコチームを結成。ダンブルドアの“秘密の作戦”で、魔法界と人間界の支配を企む史上最悪の黒い魔法使い、グリンデルバルドに立ち向かう。
先日、ニュート役のエディ・レッドメインが来日し、3年4カ月ぶりに対面していた宮野は「本当にマブダチかな? って思いました」とにっこり。「エディと会うのは3回目なんですけど、(エディと一緒に来日したユーラリー役の)ジェシカ(・ウィリアムズ)とは、はじめましてだったので、エディが僕とジェシカの間を取り持ってくれて。ジェシカに『彼は素晴らしい役者でシンガーなんだよ』という感じで紹介してくれたんですが、僕がシンガーやってることも知ってるのってびっくりしました」と再会時のエピソードを明かした。

前作に引き続き、師弟関係であるニュートとの掛け合いも多かったダンブルドア役の森川は「まもがしっかり、僕の芝居を受け止めてくれたので助かりました。受け止めてくれた? 僕の愛」と“まも呼び”も交えて宮野に問いかけると、宮野は「もちろんですよ!」と自信たっぷり。
グリンデルバルド役の井上は「マッツ(・ミケルセン)さんの吹き替えは何度かやらせてもらっているんですが、毎回素敵で、でも今回の役は特に痺れちゃいましたね」と語ると、宮野も「渋すぎる。冒頭からお2人の素敵なシーンから始まりますけど、本当に心掴まれます」と、グリンデルバルドとダンブルドアのシーンの魅力を語った。
その冒頭のシーンについて、井上は「マッツさんはしゃべる寸前に少し口が開くんですよ。あれがすごいセクシーなんですよね。なのでディレクターさんに、『ここ息入れていいですか?』と提案して、やらせていただきました」と、特徴的な仕草に合わせてアドリブが加えられたというエピソードが語られると、井上の元に台本が。特別にそのシーンの生アフレコが披露され、会場からは拍手が巻き起こった。
本作が“秘密の作戦“を描いていることにちなみ、舞台挨拶では3人が吹き替え収録を行う上での“秘密の作戦”を明かすことに。「ゆらゆら」というフリップを掲げた宮野は、マンティコアという魔法動物の動きを真似するニュートに合わせて、自身も動きながらアフレコをしたといい、「シンクロしたほうが実際の疲労感とかも乗るんじゃないかと思って、ゆらゆら動いてやっていました。でもセンターマイクはずらさない。これが声優の技です」とダンスを実演。
森川は「目は口ほどにものをいう」とフリップを出すと、「ジュードはセクシーな目で芝居するので、僕もマイク前でセクシーな目で芝居しました。普通声優は、俳優の口元を見て吹き替えをするんですが、ジュードの場合は目を見てやりますね」と秘訣を語る。
井上が「誰にも言うなよ!」とお茶目に前振りしたフリップには、「脱力」の文字が。「まず演じる前に自分の余計な力を抜いて、演じる人にシンクロする。マッツさんの場合は、たたずまいがそのまま演技になっているから、何を考えて演技しているのかというプランがわからないんですよ。だから細胞から何からマッツさんになろうという気持ちでじっと画面を見ていると、どういうことを考えて、どういう気持ちなのかというのがなんとなくわかる気がしてくるんですよ」と極意を明かした。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント