故ジョージ・A・ロメロ自身が監修 「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」4Kリマスター版6月17日公開
2022年4月13日 08:00

ゾンビ映画の原点にして金字塔「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(68)を、世界中の名作をレストアしリリースしている米クライテリオン・コレクション社が2016年に監督ジョージ・A・ロメロ、共同脚本ジョン・A・ルッソらの監修で4Kデジタルレストアを施した「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 4Kリマスター版」が、6月17日から公開される。
本作は、2017年にこの世を去ったホラー映画の巨匠ロメロ監督が友人らと1968年に生んだ長編デビュー作にして、現代のあらゆる「ゾンビもの」の原点・元祖であり、映画史における歴史的重要作品だ。サウンドトラックもロメロ監督らの監修で新たに修復され、画も音も鮮明に、かつてない迫力でよみがえった。
兄ジョニーと妹バーバラはある日父の墓参りに行く。しかし、突如よみがえった死体に襲われジョニーは抵抗するも殺害されてしまう。恐怖と悲しみに襲われながらバーバラが近くの民家に逃げ込むと、そこには他の避難者たちも潜んでいた。頼もしい黒人青年ベンを中心に、ラジオやテレビを頼りに外部の情報を得つつ、安全な場所を求めて逃げようとするが……。
「人肉を喰らう」「喰われた人間もゾンビ化する」「倒す方法は脳を破壊するしかない」という、現在の新作ゾンビ映画やTVシリーズでも踏襲されている“ゾンビ”の定義を確立した本作は、襲いかかってくるゾンビの群れから生き延びるために、親子、恋人同士といった様々な人間関係が、自分の立場を優先した勝手な行動により破滅していく様、そして、恐ろしく皮肉なラストと、時代を感じさせない設定だ。本作保存のためにジョージ・ルーカスの財団も協力し、貴重なネガは現在、ニューヨーク近代美術館に保管されている。歴史的傑作をスクリーンで楽しめる貴重な機会となる。6月17日から、シネマート新宿・立川シネマシティほか全国順次公開。
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