ケイト・ブランシェット主演ドラマに「イカゲーム」チョン・ホヨン

Photo by Amy Sussman/Getty Images for Critics Choice Association

Netflixの大ヒットドラマ「イカゲーム」で世界的な注目を集め、全米映画俳優組合賞主演女優賞（テレビ部門）を受賞したチョン・ホヨンが、米アップルTV＋の新シリーズ「Disclaimer（原題）」に出演契約を結んだことがわかった。

本作は、「ゼロ・グラビティ」「ROMA ローマ」のオスカー監督アルフォンソ・キュアロンが、作家ルネ・ナイトの小説「夏の沈黙」をドラマ化する企画。ケイト・ブランシェット、ケビン・クライン、サシャ・バロン・コーエン、コディ・スミット＝マクフィーの出演が決定している。

ブランシェットが演じるのは、テレビドキュメンタリー制作者として活躍するキャサリン。ベッドサイドにあった買った覚えのない小説を開き、その主人公が長いあいだ封印してきた過去の自分だと気づいたキャサリンは、自分の身に起きた誰も知らないはずの出来事が明かされていることに戦慄する。クラインが演じるのは、この本の著者でパートナーを亡くした男。米ハリウッド・レポーターによれば、ホヨンはキャサリンのもとで働く野心的な部下キム役を演じるという。コーエン、スミット＝マクフィーの役柄は明らかになっていない。

「Disclaimer（原題）」はキュアロンがすべてのエピソードで脚本、監督、制作総指揮を務める。キュアロンはアップルと2019年に包括契約を結んでおり、本作が初めて手がけるテレビシリーズとなる。キュアロンの製作会社エスペラント・フィルモとアノニマス・コンテントがプロデュースし、オスカー撮影監督のエマニュエル・ルベツキ（「ゼロ・グラビティ」）とブリュノ・デルボネル（「マクベス」）が撮影を手がける。ブランシェットは主演のほか、制作総指揮も務める。