【第94回アカデミー賞】「コーダ あいのうた」シアン・ヘダーが脚色賞!
2022年3月28日 11:04

第94回アカデミー賞の授賞式が3月27日(現地時間)、米ハリウッドのドルビー・シアターで行われ、アメリカ、フランス、カナダの合作映画「コーダ あいのうた」のシアン・ヘダー監督が脚色賞を受賞。日本映画初のノミネートを果たしていた「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督と大江崇允は、受賞を逃した。
聴覚障がいを持つ家族のなかでたったひとり“健聴者”である少女が、歌うことを夢見て成長していくさまを描く。フランス映画「エール!」をハリウッドでリメイクした作品となっており、オリジナル版の脚本は、ビクトリア・ベドス、スタニスラス・カレ・ド・マルベルグ、エリック・ラルティゴ、トーマス・ビデガンが担当している。
大歓声を浴びながらステージに登壇したヘダー監督は「なんてことでしょう……ディスコボールみたいな格好で来てよかった」と驚きを隠せない様子。続けて「(本作は)インディペンデントフィルムとして、とにかく製作に苦労しました。チームに感謝いたします。この作り方を信じてくれてありがとう。サンダンス映画祭から、この旅が始まりました。そして、素晴らしいパートナーのアップル、ありがとうございました」と感謝を述べる。
ヘダー監督「この脚本の執筆は、人生が変わった経験になりました。協力していただいた聴覚障害を持つ方々、コーダのコミュニティの皆さん、ありがとうございます。美しい言葉を、映画という舞台で再現することができました。クルーの皆さん、本当にありがとう。キャストの皆さんも素晴らしかったです。そして、私の家族――皆さんが、私をアーティストに育て上げてくれました。そして、夫のデイビッド……あなたの支えがなければ、できなかった。“監督”と“母親”の支えは、大変でしたが、あなたの支えがあったからできました。(私の子どもの)ニコとマイロも本当にありがとう。愛している」
2021年4月に行われたサンダンス映画祭で、観客賞、審査員賞、監督賞、アンサンブルキャスト賞の4冠に輝き、同映画祭史上最高額の約26億円で配給権が落札された。なお、全米俳優組合の所属会員が選考する第28回SAG賞映画部門で2冠(アンサンブル演技賞、助演男優賞)、第33回アメリカ製作者組合(PGA)賞映画部門の最高賞にあたる作品賞、第75回英国アカデミー(BAFTA)賞では脚色賞も受賞している。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
映画ラストマン FIRST LOVE
「ドラマの映画化か~」と何気なくつぶやいたら後輩から激ギレされた話「これ超面白いですから!!」
提供:松竹
BS12 年またぎ映画祭2025
【全部無料の神企画】筋肉・秒殺・脱獄・名作でストレス即・爆・散!! 1年の疲れを吹き飛ばそう!
提供:BS12
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
アバター ファイヤー・アンド・アッシュ
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「こんなに面白かったのか!!」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
知らないとめっっっっっっっちゃ損!
【“500円”で観られる!】絶対に読んでから観に行って!!!!!
提供:KDDI
今年最大級に切なく、驚き、涙が流れた――
双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした。
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「全員みて」
提供:ディズニー