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「アメリカで最も知られていない偉大な映画監督」チャールズ・バーネット監督の2作を日本初上映

2022年3月16日 21:00

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アメリカのインディペンデント映画に大きな影響を与えた
アメリカのインディペンデント映画に大きな影響を与えた

アメリカの独立系映画監督チャールズ・バーネットに焦点を当てた日本初の上映となる「This is Charles Burnett チャールズ・バーネット セレクション vol.1 」が、3月19~20日に渋谷ユーロライブで開催される。

「アメリカで最も知られていない偉大な映画監督」(ニューヨーク・タイムズ紙)と評されるバーネット監督の作品は、人種や階級に対する鋭い観察眼と巧みなストーリーテリングを用いて黒人の人間性を映し、批評家から高く評価されているが、長らく映画史に埋もれた存在だった。本企画は自主上映グループ After School Cinema Clubによるもので、バーネット監督の卒業制作にして初長編作、ワッツ暴動(1965)の爪痕が残る70年代初頭のロスのゲットーに住むアフリカ系アメリカ人の生活を描いた「キラー・オブ・シープ」(77)と、ワッツに住む黒人コミュニティ内における階級の複雑さを描く「マイ・ブラザーズ・ウェディング」(07)の2作を紹介する。

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ミシシッピで生まれ、ロサンゼルス・ワッツ地区で育ったバーネット監督は、60年代後半から70年代にかけて、ブラックパワーの時代にUCLAで映画制作を学び、在学中に「L.A.Rebellion」と呼ばれるインディペンデント映画監督グループの一員として、ハリウッド映画とは異なる新しい「黒人映画」を模索。約半世紀にわたるキャリアを通し一貫してアメリカ黒人の経験を描き続け、短編やドキュメンタリー、テレビ映画を含め30を超える作品を発表している。

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アメリカのインディペンデント映画に与えた影響は大きく、バリー・ジェンキンスディー・リースエバ・デュバーネイ、故チャドウィック・ボーズマンデビッド・ゴードン・グリーンリン・ラムジーモス・デフアジズ・アンサリらがバーネットの作品から影響やインスピレーションを受けたことを公言しており、近年MoMAやルーヴル美術館で回顧展が開催されるなど、世界的に再評価の機運が高まっている。2017年には、長年の映画への貢献を称えられ、アカデミー名誉賞を受賞している。

チケットはPass Market(passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02ykegz3k1721.html)にて発売中。

▼上映詳細は以下のとおり
【タイムテーブル】
3/19(土)
13:30 開場 14:00「キラー・オブ・シープ」 15:45「マイ・ブラザーズ・ウェディング
3/20(日)
13:30 開場 14:00「マイ・ブラザーズ・ウェディング」 15:45「キラー・オブ・シープ」*両日とも各作品入替制
【チケット(1作品)】
学生 1500円 / 一般 1800円 / *応援料金2,200円*After School Cinema Clubでは、今後もバーネット作品を広く紹介していきたいと考えています。これからの展開のために、賛同してくださる皆さまに「応援料金」(一般鑑賞料+応援料400円)を設けました。
【公式サイト】 afterschoolcinemaclub.com/charlesburnett/
▼コメント一覧
■「キラー・オブ・シープ」に寄せて 杏レラト(映画ライター、黒人映画歴史家)
チャールズ・バーネット作品に出逢い、かけがえのない至宝を見つけた。慈しみや不安、息づかいまでが感じとられるほど、ひとコマひとコマがリアルで愛おしく美しい。私はこれ以上の作品をまだ見つけられない。
■空族(富田克也相澤虎之助
ハリウッドとは一線を画して独自の黒人映画を創り続けたチャールズ・バーネットの作品は、ギャング映画でも社会派告発映画でもなく自らのフッドのありのままを絶妙の侘び寂びで描いている。サブスクでは決して辿り着けないこの珠玉の作品を掘り当ててくれたAfter School Cinema Clubに大感謝!!

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