売れたものが優れているという考えは、くだらない――フランク・ザッパのドキュメンタリー「ZAPPA」予告編
2022年3月10日 14:00

アメリカのロックミュージシャン、フランク・ザッパの圧倒的な独創性と革新的人生に迫るドキュメンタリー「ZAPPA」の日本版予告編と場面写真が公開された。
1960年代以降、圧倒的な独創性で音楽史上最大規模のディスコグラフィを築き上げ、数多くのミュージシャンに影響を与えたザッパ。数千時間にも及ぶ初公開のアーカイブ映像など膨大な量の資料・素材を通し、商業的な成功とは別次元の世界を生きた彼の音楽キャリアとその背後にある私生活を探求。一般的には狂気の変人というイメージであったザッパの知られざる人間性と芸術への真摯なアプローチを浮き彫りにし、伝説的アーティストの妥協なき精神を描き出す。
日本版予告編は、小さい頃に興味があった化学についてのザッパの語りから始まり、「自分の作曲がしたいのなら、作曲以外で収入を得なければならない」「自分が作った曲を聴くためにはバンドをつくるしかなかった」と、音楽を続けるための持論を語る。
ジョニー・“ギター”・ワトソン、バンク・ガードナー、ザッパの妻・ゲイル・ザッパ、アリス・クーパー、イアン・アンダーウッド、ルース・アンダーウッドのザッパへの思いと共に「要求する基準を下げたら薄っぺらなものになる」「音楽業界のほとんどが〈音楽〉ではない」「多くのミュージシャンは搾取されている」「芸術的な判断は収益に左右されない」というザッパが残した言葉から、彼の音楽に対する姿勢を垣間見ることができる。最後は「俺の願いは単純だ。作った曲全てのいい演奏といい録音をする、そしてそれを家で聴く。 聴きたい人がいたらすばらしい」というザッパの言葉で締めくくられる。4月22日からシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかで公開。
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