5歳で飲酒&競馬&タバコ、10代でドラッグ地獄、50歳で歯を失った!? 破天荒シンガーを紐解く「シェイン」公開
2022年3月9日 07:00

伝説のパンクバンド「ザ・ポーグズ」のシェイン・マガウアンの人生に迫るドキュメンタリー「シェイン 世界が愛する厄介者のうた」が、6月3日から公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルと場面写真が披露された。
アイリッシュ・パンクという一大ジャンルを築き上げ、ヨーロッパで最も人気なクリスマス・ソング「ニューヨークの夢」といったヒット曲で知られる伝説の英パンク・バンド「ザ・ポーグズ(THE POGUES)」。そのフロントマンで、多くのミュージシャンが愛して止まない天才シンガー、シェイン・マガウアンの破天荒すぎる音楽人生を映し出す。
製作は、30年来の友人でもあるジョニー・デップ。出会う前から大ファンだったシェインについて「20世紀の最も重要なアーティストの一人であり、人々に愛された詩人でもあるシェインの決定版な映画を製作できることを光栄に思います」とコメント。「ビギナーズ」「セックス・ピストルズ グレート・ロックンロール・スウィンドル」のジュリアン・テンプルが監督を務めている。

5歳から飲酒・競馬・タバコを嗜み、10代で移住したロンドンでドラッグ地獄に転落。そこから這い上がるように始めたバンドで、絶大な人気を集め瞬く間に英ロック界のスターになったシェイン。彼の伝説は音楽だけに留まらず「ライブ中に泥酔して退場」「素行が悪すぎてバンドから追放」「長年にわたる酒と薬の濫用で50歳にして全歯を失う」など、音楽史に残る仰天事件を連発している。
爆弾発言だらけのシェインのインタビュー映像に加え、貴重なライブ映像、米国の作家ハンター・S・トンプソンのコラボで知られるイラストレーター、ラルフ・ステッドマンによるアニメーションを交えながら、その半生を丸裸に。さらに、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピー、デップ本人たちがインタビュアーとして出演。現在のシェインの心の内を聞き出すことに成功している。アイルランドで過ごした子ども時代からロンドンのパンク・シーンで活動したシェインの軌跡を通じて、彼の情熱、ユーモア、深い音楽知識、歴史、ポップカルチャーが描かれていく。

第68回サン・セバスチャン国際映画祭では審査員特別賞を受賞。米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、批評家・観客共に96%(3月3日時点)の超高評価を獲得している。なお、日本公開では、ピーター・バラカンが字幕監修を務めている。
「シェイン 世界が愛する厄介者のうた」は、6月3日から渋谷シネクイントほか全国順次公開。
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