「King & Prince」高橋海人、大企業の若き社長に! 「アキラとあきら」で横浜流星の弟役
2022年3月9日 05:00
「King & Prince」の高橋海人(※高は、はしごだか)が、竹内涼真と横浜流星が共演し、池井戸潤氏の人気小説を映画化する「アキラとあきら」に出演していることがわかった。高橋は、大企業の社長という初の社会人役で、横浜演じる階堂彬の弟・龍馬に扮する。
「半沢直樹」「陸王」などで知られる池井戸氏による原作は、2017年に徳間書店で書籍化され、累計発行部数約70万部(20年発売の集英社文庫版、電子を含む)を記録。17年には向井理と斎藤工が共演し、WOWOWで連続ドラマ化され、第34回ATP賞のテレビグランプリを獲得するなど高い評価を得た。映画版では三木孝浩監督(「きみの瞳(め)が問いかけている」)がメガホンをとる。
物語の中心となるのは、父親の経営する町工場が倒産し、幼くして過酷な運命に翻ろうされてきた山崎瑛(やまざき・アキラ/竹内)と、老舗海運会社・東海郵船の御曹司でありながら次期社長の椅子を拒絶し、血縁のしがらみに抗い続ける階堂彬(かいどう・あきら/横浜)。偶然同じ名前を持つふたりは、運命に導かれるかのごとく、日本有数のメガバンク「産業中央銀行」に同期入社する。
人を救うバンカーになりたいという熱い理想を持つ山崎と、情を排除して冷静沈着に仕事をこなす階堂は、銀行員としての信念が真っ向から対立。しかし、ある案件で理想と信念を押し通した瑛は左遷される。一方で順調に出世した彬の前にも、親族同士の骨肉の争いという試練が立ちはだかり、階堂家グループは倒産危機に陥る。グループ全社員とその家族4800人の人生がかかった危機的状況のなか、瑛と彬の人生が再び交差する。
「King & Prince」としてアイドルで活躍するかたわら、19年には読み切り漫画「僕のスーパーラブストーリー!! ~王子と男子は紙一重!?~」でジャニーズ初の少女マンガ家としてデビューを果たし、ドラマ「姉ちゃんの恋人」「ドラゴン桜(第2シーズン)」など俳優としても出演作が相次ぐ高橋。本作で初めて池井戸作品に参加する。演じる龍馬は、優秀な兄・彬に何をやってもかなわないというコンプレックスを抱き、いつしか犬猿の仲になるという役どころ。兄が跡継ぎの座を下りたため、龍馬が若くして社長となり会社の舵を切るが、親戚同士の企みに巻き込まれ苦悩する。
高橋は「撮影はあっという間だったので寂しかったのですが、本当に楽しかったです! 僕が演じさせて頂いた龍馬は、劣等感を感じている人物で、僕自身も自分に自信がなく、共感できる部分があったので、その気持ちを大切にしながら演じさせて頂きました」と振り返る。
さらに共演者については、「流星くんと一緒に撮影することが多くて、不安そうにしているといつも声をかけてくれて嬉しかったです。こんなお兄ちゃんが欲しかったな、と思いました! 涼真くんとは現場でほとんどご一緒できなくて寂しかったです。涼真くんがアキラをどのように演じているのか、僕も完成が楽しみです!」といい、「お仕事や何かを頑張ることに対してネガティブに捉えている人たちも、明日からまた頑張るぞ!という熱くて勇気の出る作品になっていると思います。是非劇場でご覧ください!」とメッセージを託した。
「アキラとあきら」は、8月26日に全国東宝系で公開。
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