「鈴木敏夫とジブリ展」バージョンアップして東京で再開催 「千と千尋」再現した大型空間などが新たな目玉
2022年3月5日 22:00

スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫氏にスポットを当て、“あなたの知らないスタジオジブリの秘密”を知ることができる展覧会「鈴木敏夫とジブリ展」が7月1日から再び東京で開催される。
2019年に東京・神田明神で開催され、長崎、京都会場を経て3年ぶり東京で行われる同展。今回は東京・天王洲 寺田倉庫 B&C HALL/E HALLを会場に、7月1日~9月7日に開催。展示品を大幅に増やし、内容がバージョンアップされる。鈴木氏の映画プロデューサーとしての足跡などジブリファン必見の展示はもちろん、書をはじめとする鈴木氏の多彩な活動も紹介する。


新たな目玉となるのは「鈴木敏夫を作った8800冊の巨大本棚」「東京限定! 『千と千尋の神隠し』の世界観を再現した大型空間!」という2つの展示エリア。「鈴木敏夫を作った8800冊の巨大本棚」は、れんが屋と呼ばれる鈴木氏の隠れ家をもとに制作された巨大本棚に、鈴木氏が子ども時代に影響を受けた映画、本、漫画、音楽などのなかから本と漫画にスポットを当てて展示する。「東京限定! 『千と千尋の神隠し』の世界観を再現した大型空間!」は、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」に登場する湯屋「油屋」(あぶらや)をモチーフにした大型空間となっている。


チケットは一般・大学生が1800円、中・高校生が1500円、小学生が1100円(すべて税込み)。日時指定制で4月発売予定(通常チケットに加え、特典付きチケットも準備中)。

また展示会アンバサダーには、鈴木氏がファンだと公言しているモデルでタレントの滝沢カレンを迎え、音声ガイドは鈴木氏と交流のある講談師・神田伯山が担当する。2人のコメントは以下の通り。

地球じゃないような場所にいる感覚がして、
どこか嬉しい迷いの空間に入れたような。
目に入ったジブリの景色は一瞬で手をグイと引き、
あの右も左も知らない私を夢中にさせました。
草木の緑が大量にフサフサしていて、
風が吹くとこちらまで風が肌にあたるほどの一心同体感。
スクリーンで観ているはずなのに....
そこを颯爽とはみ出し360度がジブリとなった日のことを忘れません。
奇妙なのに美しくて、やめられなくて、不思議になって、
あの世界にいくら入りたかったか。
29歳になった私にも変わらず、人生の楽しみや驚きを与えてくれます。
今、目の前がジブリの世界に変身するのですね。
本当に幸せです。
油屋で働けることになったくらい嬉しいです。
貴重な役割を本当に、本当に、感謝いたします。

愛読されている本も展示されるようで楽しみです。
「また、会えたね!」がコンセプトだそうですが、過去のレギュラー番組で共演していた、アンバサダーの滝沢カレンさんと私も、この大宇宙で再会できたらおもしろいですね。
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