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タランティーノ版「スター・トレック」詳細が明らかに

2022年2月23日 11:00

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クエンティン・タランティーノ監督
クエンティン・タランティーノ監督
Photo by Elisabetta Villa/Getty Images for RFF

米パラマウント・ピクチャーズはこのほど、「スター・トレック4(仮題)」を本格始動させたことを発表した。詳細は明らかにされていないものの「スター・トレック」(2009)、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」(13)、「スター・トレック BEYOND」(16)に続くシリーズ第4弾となり、監督は、Disney+のマーベルドラマ「ワンダヴィジョン」の演出を手がけたマット・シャックマンが手がけることになる。

第3弾「スター・トレック BEYOND」(ジャスティン・リン監督)の興行成績がふるわなかったことから、パラマウントは複数の新「スター・トレック」企画を並行で準備してきた。なかでも注目を集めていたのは、クエンティン・タランティーノ監督がプロデューサーのJ・J・エイブラムスに提案した案で、タランティーノ監督が自らメガホンをとるものと期待されていた。

米バラエティは、タランティーノ版「スター・トレック」の詳細を調査。同企画は、オリジナル版「スター・トレック」(原題:宇宙大作戦)の「宇宙犯罪シンジケート(原題:A Piece of the Action)」にインスパイアされたもので、1930年代のギャング映画の世界でストーリーが展開していくという異色作だという。脚本執筆を手がけたマーク・L・スミス(「レヴェナント 蘇えりし者」)は、ポッドキャスト「Bulletproof Screewriting」で執筆過程を明かしている。

「ある夜、クエンティンの家に遊びに行って、古いギャング映画を見たんだ。何時間もそこにいたよ。僕らはただリラックスしてギャング映画を見て、ひどいセリフに笑いながらも、僕らがやりたいことにどうやって生かすことができるか話し合ったんだ」

スミスによれば、タランティーノのアイデアは「本当にワイルド」で、「独立したとてもクールなエピソード 」だったという。だが、19年にタランティーノ監督が同作ではメガホンをとらないと表明したことで、勢いを失ってしまう。パラマウントはタランティーノ版のほか、「FARGO ファーゴ」のクリエイター、ノア・ホーリーに別の新「スター・トレック」の企画開発を依頼するものの、市場調査を行った結果、従来のシリーズを継続させるほうが得策であると判断したという。

「スター・トレック4(仮題)」は、23年12月22日に全米公開予定。

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