玉山鉄二、13年ぶりの映画主演作 「ゆっくり、進もうか」という言葉が心に響く特報
2022年2月22日 15:00
「四十九日のレシピ」の伊吹有喜氏の同名小説を、玉山鉄二主演、柴山健次監督が映画化する「今はちょっと、ついてないだけ」の特報が、このほどお披露目された。
シェアハウスと自然を舞台に、ゆったり流れる時間の中で日々を丁寧に生きようとする不器用な大人たちの輝きを見つめるヒューマンドラマ。玉山は「カフーを待ちわびて」以来13年ぶりの映画主演となり、かつてはスター・カメラマンだった寡黙な主人公を演じている。そのほか、音尾琢真、深川麻衣、団長安田(安田大サーカス)、高橋和也らが顔を揃えている。
かつて秘境を旅する番組で人気カメラマンとして脚光を浴びながら、表舞台から姿を消した立花(玉山)。彼に写真を撮る喜びを思い出させ、以前とは違う形で再び自然へと導いたのは、シェアハウスに集う不器用な仲間たちとの笑顔の日々だった。失職した元テレビマンの宮川(音尾)、求職中の美容師の瀬戸(深川)、復活を望む芸人の会田(団長安田)。立花、そして仲間たちは、それぞれの“心が本当に求めるもの”を見つけ出そうとしていた。
特報では、不本意ながら借金を抱え表舞台から姿を消した立花が、宮川、瀬戸、会田らとシェアハウスで出会い、“今はちょっと、ついてない”仲間たちと過ごす日々が映し出される。美しい緑の木々に囲まれた北竜湖でのカヌー。心も身体も温まる1杯のコーヒー。共に時間を共有しながら、“今ここにたどり着き、生きている”立花たち。「ゆっくり、進もうか」と再びカメラを構える立花の気持ちが静かに伝わってくる。
柴山監督は「この物語は30代半ばから40代の人生模様に絞っている。一通りの体験を経た世代であり、立ち止まってしまう時期であり、振り返ってしまう時期。自分のこれまでが、これからが、正しいなんて言い切れない不安感の中、それでも月日は流れていってしまう。誰もが必死で生きていると知りながらも、自分だけが苦しんでいるんじゃないかと、考えてしまう」と話す。そして「様々な人生模様を通して、物語の受け手の私たちにも、同じ思いを見せてくれる。 苦しみも哀しみも引き受けて、この先を生きるんだと、勇気を与えてくれる物語。がむしゃらに働くことが善しとされ、疲れ果てている世代に、 包み込むような愛のある眼差しの映画となる」とコメントを寄せている。
「今はちょっと、ついてないだけ」は、4月8日から新宿ピカデリーほか全国公開。なお「映画のまち調布 シネマフェスティバル2022」(2月11日~3月6日)では、2月26日に実施する「映画のまち調布賞」授賞式の場で世界最速上映を行う。同日は、柴山監督、玉山、深川によるトークイベントも実施予定。
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