伊藤英明「KAPPEI」舞台挨拶で自虐連発?「コレジャナイ感」「衣装にがっかり」「今さら降りられない」
2022年2月16日 19:35
「デトロイト・メタル・シティ」で知られる漫画家・若杉公徳が手がけたギャグ漫画を実写映画化した「KAPPEI カッペイ」の完成披露試写会が2月16日、都内で行われ、主演の伊藤英明、共演する西畑大吾(なにわ男子)、大貫勇輔、古田新太、山本耕史、小澤征悦、平野隆監督が出席した。
ノストラダムスが予言した世界滅亡から人類を守るため、俗世間から離れた場所で、厳しい修行を積んだピュアな男・勝平(伊藤)ら「終末の戦士」たちが、突然解散を告げられ、2022年の平和な大都会・東京に翻ろうされてしまう。
挨拶に立った伊藤は開口一番「こんな映画のために、お集まりいただき、本当にいいんですか? やることが他にあったんじゃないですか?」とファンや報道陣に釈明。今回のオファーに触れて、「40代中盤に差しかかり、キャリアを積み重ね、アクション満載のスパイ映画か、それとも賞レースにからむ時代劇かと思ったが、いざビジュアルを見せられて、否定するつもりはないですが“コレジャナイ感”が……」と苦笑いを浮かべ、「衣装にがっかりでしたが、いろいろと詮索されるから、今さら(役を)降りられないし(笑)」と自虐発言を連発した。
さらには「しゃべりたいことがいっぱいですが、それも言い訳になりますし、ネガティブ発言してしまい、申し訳ありません」とお詫びするひと幕も。もちろん、一連の発言は作品に対する愛情の裏返しで、「こういった作品をつくれたことに感謝です。老若男女、どの世代の方がご覧になっても楽しんでいただける映画。大変な時期ですけど、感染対策をばっちりして、劇場に足を運んでいただければ」と勝平同様、“熱い”アピールに余念がなかった。
その後も伊藤は舞台挨拶をかき回し、締めの挨拶を西畑に無茶ぶりしたり、先日結婚と第1子誕生を発表した大貫にコメントを求めたりと“無双状態”。共演陣もすっかり乗せられ「伊藤さんに『よく引き受けたね』って言われて、実は僕も降りられないかなと思っていた」(山本)、「台本を読んですばらしい作品になると思ったが、衣装合わせの段階で『だまされた』と感じた」(小澤)、「わたしの出てるシーン、全部くっだらないです」(古田)と言いたい放題。舞台挨拶は大いに盛り上がり、終了予定時間を大幅にオーバーした。
「KAPPEI カッペイ」は、3月18日に全国東宝系で公開。東京で勝平と出会う女子大生・ハルを演じる上白石萌歌をはじめ、浅川梨奈、倉悠貴、岡崎体育、橋本じゅん、森永悠希、鈴木福、かなで(「3時のヒロイン」)、関口メンディーら個性豊かなキャスト陣が共演する。