頭蓋骨に埋め込まれたチタンプレートが引き起こす突然変異 カンヌ最高賞受賞の話題作「TITANE」4月1日公開決定
2022年2月1日 18:00
2021年の第74回カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)に輝いた「TITANE」(原題)が、「TITANE チタン」の邦題で、4月1日に公開されることが決定し、ポスタービジュアルも披露された。
「RAW 少女のめざめ」(16)での鮮烈なデビューが注目されたジュリア・デュクルノーの長編2作目。昨年のカンヌで圧倒的怪作との評価を受けた本作は、交通事故により頭蓋骨にチタンプレートが埋め込まれた主人公アレクシアが「車」に対し異常な執着心を抱き、危険な衝動に駆られるようになるという物語。ポスタービジュアルは、髪をかきあげチタンの埋め込まれた頭をあらわにして振り向くアレクシアをビビッドな色彩で描いたデザインだ。
これまでに、世界各国84ノミネート22受賞と映画祭・映画賞を席巻中(22/01/28時点)だ。エドガー・ライト監督は「完全に独創的。脳がブッ飛んだ」と語り、更にポール・トーマス・アンダーソン監督も「警告する、心して見よ。身を任せて観た先に素晴らしい映画体験が待っていた」と混乱、驚愕を超えた大絶賛評を送っている。
幼い頃、交通事故により頭蓋骨にチタンプレートが埋め込まれたアレクシア。彼女はそれ以来「車」に対し異常な執着心を抱き、危険な衝動に駆られるようになる。遂に自らの犯した罪により行き場を失った彼女はある日、消防士のヴィンセントと出会う。10年前に息子が行方不明となり、今は独りで生きる彼の保護を受けながら、ふたりは奇妙な共同生活を始める。だが、彼女は自らの体にある重大な秘密を抱えていた。
「TITANE チタン」は、4月1日から新宿バルト9ほか全国で公開。