カズオ・イシグロ絶賛の小説を映画化「帰らない日曜日」5月27日公開 孤独なメイドと名家の跡継ぎの秘密の恋を描く
2022年1月28日 08:00

カンヌ国際映画祭のプレミア部門に出品された「Mothering Sunday」(原題)が、「帰らない日曜日」の邦題で5月27日に新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほかで全国公開されることがわかった。あわせて、特報と場面写真が披露された。
原作は、ノーベル賞作家のカズオ・イシグロをはじめ、ニューヨーカー誌、タイム紙などに絶賛された小説「マザリング・サンデー」(新潮クレスト・ブックス)。第88回アカデミー賞6部門にノミネートされた「キャロル」のエリザベス・カールセンとスティーブン・ウーリーがプロデューサーに名を連ね、「バハールの涙」のエバ・ユッソン監督がメガホンをとった。
舞台は1924年、第一次世界大戦後のイギリス。暖かな3月の日曜日。その日は、イギリス中のメイドが年に一度の里帰りを許される「母の日」。しかし、ニヴン家でメイドとして働く孤児院育ちのジェーンに帰る家はなかった。そんな彼女のもとに、秘密の恋の相手でアプリィ邸の跡継ぎのポールから「11時に正面玄関へ」という誘いが舞い込む。幼馴染との結婚式を控えるポールは、前祝いの昼食会への遅刻を決め込み、邸の寝室でジェーンと抱き合う。しかし、たった一日のある出来事が、すべてを変えてしまう。やがて小説家になった彼女は、その1日を生涯かけて手繰り寄せることになる。
主演を務めるのは、「グッバイ、リチャード!」のオデッサ・ヤングと、「ザ・クラウン」のチャールズ皇太子役でゴールデン・グローブ賞をはじめ各賞を席巻したジョシュ・オコナー。さらに、オスカー俳優のコリン・ファースとオリビア・コールマンが共演する。
特報は、“間違い電話”を装ったポールからの誘いを受けて、ジェーンがアプリィ邸をこっそり訪れるシーンから始まる。ジェーンを笑顔で迎え入れるポール。結ばれないと知りながらも惹かれ合う二人は、無人の屋敷で愛し合う。しかし、その後に映されるのは、劇的な展開を予感させるシーンの数々。二度と戻ることができない特別な一日に、いったい何が起きたのか。先が気になる内容となっている。
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