「クワイエット・プレイス」第3弾に注目の新人監督 「Pig」マイケル・サルノスキが交渉中
2022年1月26日 22:00
米パラマウント・ピクチャーズが、大ヒットホラー「クワイエット・プレイス」シリーズ第3弾の監督として、「Pig(原題)」で長編初メガホンをとった注目の新人マイケル・サルノスキと交渉を進めていると米Deadlineが報じた。
タイトル未定のシリーズ第3作は、「ラビング 愛という名前のふたり」のジェフ・ニコルズ監督がメガホンをとる予定だったが、パラマウントと組む別のSF映画の企画に注力するため、2021年10月に降板していた。
ジョン・クラシンスキー監督、エミリー・ブラント主演のシリーズ第1作「クワイエット・プレイス」は、音に反応して襲いかかる“何か”から逃げる家族を描くサスペンスホラーで、世界興収3億4000万ドルの大ヒットを記録。クラシンスキー監督の第2作「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」は21年、北米でメモリアル・デーの祝日に封切られ公開4日間で5800万ドルを稼ぎ出し、世界興収は2億9700万ドルに達した。
第3作は、シリーズの続編ではなくクラシンスキーの原案を基にしたスピンオフになるとのこと。マイケル・ベイの製作会社プラチナム・デューンズと、クラシンスキーの製作会社サンデー・ナイトがプロデュースする。
サルノスキ監督、ニコラス・ケイジ主演の「Pig(原題)」(2021)は、米オレゴンのトリュフ採取人が採取用の豚を何者かに奪われ、かつて住んでいたポートランドで豚探しをするという異色のスリラー。批評家からは絶賛評が多く集まり、サルノスキ監督は同作で米ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞新人監督賞を受賞している。