赤楚衛二×坂口健太郎「ヒル」新予告＆ポスター披露　他人に寄生して生きる者たちの運命と格差社会の闇を描く

本作は、ウェブで人気を博した今井大輔氏の漫画「ヒル」「ヒル・ツー」（新潮社バンチコミック刊）を連続ドラマ化するもの。他人になりすましをされた青年が、他人に寄生する不法滞在者“ヒル”に立ち向かうなかで、「なぜヒルたちが生まれたのか」「なぜ彼らは社会から落ちこぼれたのか」を知っていく。「Season1」「Season2」の2シーズン構成で、それぞれ6話ずつの全12話で展開する。

「Season1」の主演・赤楚は、見知らぬ男に身分を奪われ、殺人未遂罪で警察に追われるユウキ役、「Season2」の主演・坂口は“ヒル狩りのカラ”の異名を持つ伝説のヒル・カラを演じる。そのほか、吉川愛、飯豊まりえ、柳俊太郎、板垣瑞生、佐久間由衣、田中幸太朗、板尾創路、小西真奈美らが共演。坂口とドラマ「シグナル長期未解決事件捜査班」でもタッグを組んだ鈴木浩介が監督を務める。

21歳の四宮勇気は友人がおらず、バイト漬けの孤独な日々を過ごしていた。ある日、夜勤バイトから帰ると、部屋には腹部をナイフで刺された見知らぬ男（柳）が座り込んでいた。男は搬送先で目を覚ますと、刑事にむかって自分は“四宮勇気”だと名乗り、ユウキを指さしながら「この人が自分を刺した」と供述。咄嗟にその場を逃げ出したユウキは、一瞬にして逃亡犯となってしまう。そんなとき、謎の女ゾーカ（吉川）が現れ、ユウキに父を殺したある人物への復讐を手伝ってほしいと依頼し、ふたりは行動をともにすることに。ゾーカは住人が不在の家を渡り歩いて生活する、通称“ヒル”だった。やがてふたりは、伝説のヒル・カラと出会う。

予告編の冒頭では、「ヒルは宿主に気付かれないように血を吸う、他人のもので生きる」「そのままだと殺されるよ」など、ヒルにまつわる衝撃の事実が明かされる。「Season1」はヒルたちが次々と殺される事件や、ユウキになりすますヒル・ヨビの暴走が暗示され、「誰も裁けないなら俺が裁く」という、ユウキの思いつめた言葉が響く。続く「Season2」の映像は、カラの過去が垣間見え、復讐を誓う仮面の男との直接対決を予感させる。ポスターには、追いつめられたような眼差しを投げかけるユウキと、どこか虚ろな表情のカラを活写。それぞれ「復讐に囚われた男」「復讐に生きる男」というコピーが添えられている。

「WOWOWオリジナルドラマ　ヒル」（全12話）は、3月4日の午後11時から毎週金曜に放送、配信。第1話はWOWOWプライムで無料放送される。