南沙良「この子は邪悪」に主演！ なにわ男子・大西流星×桜井ユキ×玉木宏が参戦

今作は、「嘘を愛する女」「哀愁しんでれら」「先生、私の隣に座っていただけませんか？」など、クオリティの高い作品を世に送り出している「TSUTAYA CRETORS’ PROGRAM FILM 2017」の準グランプリ作品を映画化するもの。長編映画を手がけるのは3作目となる片岡監督は、これまでに「町田くんの世界」「ノイズ」やドラマ「ネメシス」などに脚本家として参加しているが、「先の読めない展開を練りに練り、想像できないエンディングを用意しています。観て損はさせません」と手応えをにじませている。

TBSの日曜劇場「ドラゴン桜」で話題を集めたほか、放送が始まったNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では大泉洋扮する源頼朝の愛娘・大姫に扮する南。今作で演じる主人公・窪花（くぼ・はな）は、かつて一家で大きな交通事故に遭ったことで心に深い傷を抱えているという役どころだ。

暗い過去を持つ設定に対し、「過去に辛い経験があり暗いものを抱えている難しい役で、初めて挑戦するテイストの作品で少し緊張していましたが、監督とお話を重ねながら丁寧にお芝居をさせていただきました」と振り返っている。これに対し、片岡監督は「僕が求めていることを少ない言葉で理解して、一発で的を射抜いてくる。その感覚の鋭さ、天才性に驚きました」と舌を巻いている。

ドラマ「鹿楓堂よついろ日和」に出演中の大西は、花と出会い心を通わせていく高校生・四井純（よつい・じゅん）を演じる。難しい役どころだったというが、「監督と話し合いながら純くんの人柄や作品の世界観を作り上げることができ、自分にとって勉強となる時間でした」とコメントを寄せている。

また、「真犯人フラグ」での怪演が話題を呼んでいる実力派・桜井は交通事故で5年にわたり植物状態だった花の母・繭子、幅広い役を変幻自在に演じ分ける玉木は誰よりも家族のことを大切に思う心理療法室の院長で花の父・司朗に息吹を注いでいる。

父・司朗は足に後遺症が残り、母・繭子は植物状態に、妹は顔に重度の火傷を負った事故で心に深い傷を抱えた花のもとに、母の心神喪失の原因を探る四井純が訪れる。ふたりは次第に心を通わせていくが、ある日突然、父が5年ぶりに目を覚ました母を連れて帰宅する。「奇跡が起きた」と久々の家族団らんを父は喜ぶが、花は違和感を覚える。「この人、お母さんじゃない－－」。映画は、22年に全国で公開される。

キャスト4人と片岡監督のコメント全文は、以下の通り。