アマンダ・セイフライド主演“女性版ジョブズ”の失墜描く新ドラマ、3月に米配信
2022年1月2日 20:00

Photo by Dominik Bindl/Getty Images
アマンダ・セイフライド(「Mank マンク」)主演で史上最大の詐欺スタートアップともいわれる「セラノス」の創業者エリザベス・ホームズを描く新ドラマ「The Dropout(原題)」が、米Huluで3月3日から配信開始されることがわかった。
ホームズは2003年、数滴の血液で240項目以上の検査ができる革新的なサービスをうたった医療ベンチャー「セラノス」を起業。14年には会社の評価額が90億ドルに達し、シリコンバレーでもっとも有名な「ユニコーン」(評価額10億ドル以上の設立間もない未上場企業)として注目を集めた。ホームズは、「史上最年少の女性ビリオネア」として時代の寵児となるも、ウォール・ストリート・ジャーナル紙に「セラノス」の検査の信憑性が暴かれ、18年に欠陥を隠蔽してサービスを提供していたとして詐欺罪で提訴された。
米Deadlineによれば、リミテッドシリーズ「The Dropout(原題)」は、米ABCの記者レベッカ・ジャービスによる同名ポッドキャスト番組をもとに制作。名門スタンフォード大学を中退し「セラノス」を創業したホームズが、黒のタートルネックをトレードマークとしていたことから“女性版スティーブ・ジョブズ”ともてはやされるが、やがて失墜していく姿を描く。セイフライドがホームズ役で主演するほかプロデュースも務め、エリザベス・メリウェザーがショーランナー、制作総指揮を手がける。
なお、ホームズを描く作品はほかに、「ドント・ルック・アップ」のアダム・マッケイ監督とジェニファー・ローレンスが再タッグを組むアップルオリジナル映画「Bad Blood(原題)」が製作進行中だ。
(映画.com速報)