火薬や爆弾も本物、戦場シーンのために数カ月トレーニング 「キングスマン」最新作の舞台裏
2021年12月25日 14:00

表の顔は高貴なる英国紳士、裏の顔は世界最強のスパイ組織の活躍を描く人気シリーズ最新作「キングスマン ファースト・エージェント」(公開中)。物語の軸を担うコンラッド・オックスフォードを演じたハリス・ディキンソンが、本作の撮影現場について語った。
本作では、キングスマンの創立に関わる人物として、まさに英国紳士と言える、イギリス名門貴族であるオックスフォード公、そしてその息子コンラッドが、世界大戦を裏で操る、闇の狂団の企みを阻止すべく、仲間と共に立ち上がることとなる。
25歳という若さで新世代英国俳優として注目を集めているディキンソン。2017年に初主演を務めた「ブルックリンの片隅で」は、ロンドン映画批評家協会賞で演技力を高く評価され、2019年には「マレフィセント2」のフィリップ王子役、2020年はグザビエ・ドラン監督の「マティアス&マキシム」で複雑な感情に揺れる役を好演した。
(C)2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.今後さらなる活躍が期待されるディキンソンは、「キングスマン」シリーズへの参戦について「これまでこんな大きな作品には出たことがなかったし、こんなすごいアクションだらけの作品に出たこともなかった。そんな作品に飛び込んでいけることが、とても興味をそそられていたし、撮影の6カ月前からトレーニングが始まったときは、これは相当大変なことになるぞ、すごいことを自分から引っ張り出さないといけないと思いました」と、当時抱いた意気込みを明かす。
本作の撮影では苦労もあったようで、「1つのシーンのために何カ月もトレーニングしました。とあるシーンで男の人を背中にかついで50メートルや100メートルも走る場面があるのですが、本当にたくさん練習したんです」と、第一次世界大戦を舞台にしている本作ならではのシーンのために、過酷なトレーニングを行ったそう。

危険な戦場でのシーンはリアルにこだわり抜いた演出をするべく、撮影では火薬や爆弾も本物が使用された。ディキンソンは「戦場での爆発シーンは、2つ爆弾が爆発するように仕掛けられていて、それに対応しないといけませんでした。もし正確に走らなければ、爆発しているところに走り込んでしまうことになるかもしれない。だから、すごく集中していないといけない。たくさんの時間をかけて撮影しました」と、過酷な撮影を振り返った。
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