ドゥニ・ビルヌーブ監督、SF小説「宇宙のランデヴー」を映画化
2021年12月22日 19:00
米アルコン・エンターテインメントが、SF作家アーサー・C・クラークの小説「宇宙のランデヴー」の映画化権を獲得したことがわかった。米Deadlineによれば、「DUNE デューン 砂の惑星」「メッセージ」のドゥニ・ビルヌーブが監督を務める。
1973年に出版された「宇宙のランデヴー」は、SF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」(スタンリー・キューブリック監督)の原作者で共同脚本も務めたクラークのもうひとつの代表作。2130年、太陽系に突如進入してきた小惑星“ラーマ”が、実は直径20キロ、長さ50キロもの巨大なシリンダー状の建造物であることが判明し、ノートン中佐率いるエンデバー号乗組員が派遣され、その正体を解明しようとする物語で、SF小説界の権威であるヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞した。
「宇宙のランデヴー」は、10年以上前にモーガン・フリーマンが映画化を企画し、自身の主演も検討していた。新作はアルコンとフリーマンの製作会社が共同プロデュースする。なお、アルコンはこれまでビルヌーブ監督の「ブレードランナー 2049」「プリズナーズ」をプロデュースしている。