羽多野渉がナレーションを務める「TAAF2022」PV完成 脚本家・小山高生ら功労者へのインタビュー映像も配信
2021年12月2日 23:00

2022年3月11~14日に、東京・池袋とオンラインで開催される国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2022(TAAF2022)」のプロモーションビデオと、特別映像「アニメの礎を担った人々」が公開された。
今回が9回目となる「東京アニメアワードフェスティバル」は、02年から「東京国際アニメフェア」の一環として行われていた「東京アニメアワード」を独立・発展させた映画祭。「東京がアニメーションのハブになる」を合言葉に、次世代のアニメ制作を担う人材の発掘・育成、アニメ文化と産業の発展・振興などを目的として開催される。会期中には、国内外からプロ・アマを問わず作品を募集する「コンペティション部門」、日本国内で上映・放送された作品を対象とした「アニメオブ ザ イヤー部門」、アニメ産業の発展に大きく寄与した人々を表彰する「アニメ功労部門」の3つのアワードが選ばれる。
PVのナレーションは声優の羽多野渉が担当し、明るい15秒バージョンと、厳かな30秒バージョンを演じ分けている。映像は、前回「TAAF2021」で各部門を受賞したタイトルを中心に、本映画祭に集まるさまざまな作品や、「TAAF2022」のメインビジュアルなどを盛り込んだ内容となっており、「君の名は。」や「天気の子」などの予告編を手がける映像ディレクター・依田伸隆が20年と21年に引き続き制作した。
特別映像「アニメの礎を担った人々」では、20年と21年の「アニメ功労部門」表彰者にインタビューを行い、アニメ制作の裏側と歴史をひも解く。アニメ制作の工程をたどりながら、各表彰者がどのパートでどのような仕事に従事したのかがわかる構成になっており、それぞれが活躍した時代の背景も知ることができる。出演者は、「ドラゴンボールZ」「タイムボカンシリーズ」などに携わり、多くの後進も育成した脚本家の小山高生(21年表彰)、本邦のアニメ黎明期から活躍し東映動画、虫プロを支えた女性アニメーターの中村和子(20年)、撮影監督の白井久男(20年)、機材メーカー・(旧)株式会社セイキを代表して斎藤篁三氏(20年)、「アタックNo.1」「アルプスの少女ハイジ」などの楽曲に参加したスタジオシンガーの伊集加代(21年)。22年3月31日までの期間限定配信(https://www.taaf.jp/post/881)で、視聴にはTAAFオンライン参加登録(無料)が必要となる。
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