【HU35】「まんたろうのラジオ体操」主演は片山友希 福澤朗もアナウンサー役で友情出演
2021年12月1日 17:00

オンライン動画配信サービスHuluによる、35歳以下を対象とした映像クリエイターの発掘および育成プロジェクト「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ(HU35)」で、5人のファイナリストがグランプリを競う作品のうちの1本、老山綾乃監督作「まんたろうのラジオ体操」のキャストが発表された。石井裕也監督作「茜色に焼かれる」で、苦境の中で生きる女性を熱演した片山友希が主演を務める。
「HU35」では、35歳以下であればプロ・アマ問わず応募可能で、ファイナリストに選ばれた5人が制作費1000万円とプロの映画制作チームのサポートを受けて、自ら監督・脚本を担当する作品の制作に挑戦。完成した5作品は、その制作過程に密着したドキュメンタリー番組とともに2022年2月頃にHuluで独占配信。3月の最終選考でグランプリに選ばれると、賞金100万円とHuluオリジナル新作の監督権が贈られる。

老山監督は現在、日本テレビの報道番組「真相報道 バンキシャ!」のアシスタントディレクター(AD)3年目として働く23歳。ファイナリスト選考会では、ADらしくカンペ用のスケッチブック一つでプレゼンを敢行。熱のこもったプレゼンテーションを行い、ファイナリストに選ばれた際には涙ながらに感謝を伝えていた。
老山監督が描くのは、実際の自分自身を重ねた物語。報道番組のADの仕事に疲れ自宅に戻った主人公・さくらは、毎朝、大音量でラジオ体操を行っている隣家の老人・万太郎に出会い、やがて自分の生き方と仕事を再起動させていく。「映らない存在」に焦点を当て、大きなニュースや報道で見過ごされがちな社会問題をエンターテインメントとして描く。

さくらを片山が演じるほか、さくらの自宅の向かいに住む、大音量でラジオ体操を行う老人・万太郎役を長塚京三、万太郎の姪役で渡辺真起子が出演。「真相報道 バンキシャ!」でメインキャスターを務めていた福澤朗が、アナウンサー役で友情出演することも決定した。なお福澤は、「報道の現場では彼女はADでしたので、その気質が抜けていないのか、撮影現場でも監督なのにペコペコしているのが、とても微笑ましかったですし、好感を持ちました。これからも、そのままの姿勢で、もの作りを続けてほしいと思います」と応援コメントを寄せている。


制作スタッフには、「花束みたいな恋をした」などを手掛けた撮影・鎌苅洋一、「溺れるナイフ」「青くて痛くて脆い」の音楽・坂本秀一が参加し、制作プロダクションを「聖の青春」「茜色に焼かれる」などのRIKIプロジェクトが務め、最前線で活躍するスタッフ陣が新人の老山監督をサポートする。
クランクアップした老山監督は「自分で書いた物語なのに、カットをかける前に涙がこぼれそうな瞬間がありました。現場ではありがとうとすみませんしか言えなかった危うい若葉マークの監督でしたが、胸を張って最高の作品になると声を大にして言います、最高の作品になります!!」と手ごたえをにじませている。
老山監督、キャストらのコメントは以下の通り。
第一線で活躍する俳優さんやスタッフの皆さんが、私の分身でもある佐倉さくらを遠くに連れてってくれました。
自分で書いた物語なのに、カットをかける前に涙がこぼれそうな瞬間がありました。
記録されたものは本当に想像以上に豊かで、祈りや葛藤、そして決意が宿った映像でした。
現場ではありがとうとすみませんしか言えなかった危うい若葉マークの監督でしたが、
胸を張って最高の作品になると声を大にして言います、最高の作品になります!!
あっという間に撮影が終わり、もっと撮影したいと思いました。老山監督は何事にも一生懸命で、私も全力で応えないといけないと思いました。
現場でちゃんと考えてちゃんと悩んでいる監督が隣にいるということに刺激され、私もちゃんと考えてちゃんと真摯に向き合うべきだと思いました。
「まんたろうのラジオ体操」の完成が楽しみです。
とても楽しい撮影でした。若い方々と仕事をするのが好きで啓発されることが多く、
老山監督の世界に触れることは新鮮でとても刺激がありました。
人数も機材も最小限のコンパクトなチームでしたが、映画の基本に立ち返ったような、
充実感のある数日間でした。
スタッフも若く柔軟で何よりも明るく頑張ってる姿が好印象な撮影現場でした。
老山監督は柔らかく優しくて、脚本・演出どちらからも“人を見つめたいという欲求”を強く感じました。
一度作った作品は一生自分につきまといます、老山監督、どうぞ「まんたろうのラジオ体操」を大事にしてください。
脚本を読んだ段階で私がキャスターを務めた「真相報道 バンキシャ!」をモチーフにしているんだなとすぐ分かりました。報道の現場では彼女はADでしたので、その気質が抜けていないのか、撮影現場でも監督なのにペコペコしているのが、とても微笑ましかったですし、好感を持ちました。
これからも、そのままの姿勢で、もの作りを続けてほしいと思います。
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